パワートレインやシャシーの情報はなくてもお腹いっぱい。新型Sクラスのユーザーエクスペリエンスは驚異的なこと間違いなし



メルセデス・ベンツCEOのオーラ・ケレニウス氏のプレゼンテーションからはじまるニューSクラスのデジタル・ワールドプレミア。テクノロジーオリエンテッドなダイムラー(メルセデス)のフラッグシップといえるSクラスですから、すなわち2020年時点で最高・最良・最新の技術が満載されているといえるわけで、20分を超えるプレゼンテーションが間延びする感じはなく、あっという間に終わってしまうのは流石であります。






とにかくまばたき禁止といえるほどの内容ですが、まずはADASシステムの進化、そのUIの洗練さに注目。指紋認証システムも気になります。そしてSクラスらしいと感じたのは後席用MBUX(対話型インフォテイメントシステム)において、ドアに仕込まれた照明がいかにも会話しているかのようにゆっくりと点滅する点で、わかりやすい未来を感じさせる演出といえましょうか。さらに安全性能でいえば、側突を検知するとボディを8cmリフトさせて、サイドメンバーの強い部分で相手を受け止めるような制御が入っているのは驚きであります。HUDが3D的、AR的な表示となっているのも、さすがSクラスといったところ。そして、個人的には2mの幅でUターンできてしまうという4WS(四輪操舵)には声が出てしまうほど驚かされた次第。

2020-09-02 (2)


後半ではダイムラーと縁の深い著名人が新型Sクラスの各機能をプレゼンテーション。とくに気になったのはNVIDIA CEOのジェン・スン・ファン氏のパートで、ジェスチャーによるガラスサンルーフの操作はなるほど新しい印象。もっともジェン・スン氏が出てくるでのあれば実際の自動運転テクノロジーの実演も見たかったのですが、それは今後のプレゼンテーションのお楽しみといったところでしょうか。



F1パイロットとして、現在もっとも運転が上手いドライバーの五指に入るルイス・ハミルトン氏がスマートフォンにより駐車場内でSクラスを呼び出す(もちろん無人走行)というのも演出としてインパクト大。とにかく、最初から最後まで見逃せない23分50秒でありました。

クルマのミライに興味があるなら、このデジタル・プレゼンテーションを視聴することおすすめです。

-----------------
精進します。

  




人気ブログランキング