2020年4月にはじまったティザーがついに完結。ガソリン車で1,798,000円のスターティングプライスにライバル激震間違いなし

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2020年8月31日午前0時、トヨタ・ヤリスクロスの発売が正式発表。これまで散々ティザーサイトで情報を出してきたヤリスクロスですが、業界の慣習として正式発表=価格と燃費の公表というわけで、メーカー希望小売価格は1.5リッターガソリンエンジン車で1,798,000円~2,441,000円、同じく1.5リッターハイブリッド車で2,284,000円~2,815,000円となったのでした。

そして燃費性能は、グレードによって異なりますが最良グレードでいうと、ハイブリッド車(2WD)が30.8km/L、ハイブリッド4WDが28.7km/L、ガソリン車(2WD)で20.2km/L、ガソリン車(4WD)は18.5km/Lなっております(いずれもWLTCモード)。







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とくに注目したいのはハイブリッド4WDのすぐれた燃費性能で、昔ながらのJC08モードでいうと29.0km/Lといいますから四駆のSUVとしては他を圧倒するレベル。もっとも「他」といってもこのクラスのSUVとしてハイブリッド4WDを設定しているのはホンダ・ヴェゼルくらいなのですが……。

ちなみに1.5リッターエンジンに1モーターDCTシステムを組み合わせるヴェゼルハイブリッドの燃費性能は、WLTCモードでいうとFFで21.0km/L、4WDで19.6km/L、JC08モードでもFFで27.0km/L、4WDで23.2km/Lとなりますから、大差をつけられているという印象であります、ハイ。



なお、ヤリスクロス・ハイブリッドで気になっていた4WDシステムについては、後輪駆動モーターが独立している「E-FOUR」システムで、リア用モーターのスペックは3.9kW、52Nmという低出力タイプ。ただし、減速比についてはフロントの3.218に対して、リアは10.487となっておりますから発進トルクについては十分に確保しているシステムと考えられるのでした。このあたりティザーサイトの情報から想像した通りといったところでしょうか。

逆にいえば、走り出して速度がのってしまうとリアの駆動力はキャンセルされると考えるべきで、通常走行時はFF的な挙動になるといえるのですが、このあたり雪道で乗ってみないとなんともいえないところ。いまどきであれば、いわゆるESC(横滑り防止装置)によって車両姿勢を整えてしまうので、そうしたネガは感じられないと予想しますが、さて?

その意味では、ガチで滑りやすい路面での走行が多いユーザーであれば、電子制御4WDシステムを積んでいるヤリスクロスのガソリン車のほうがおすすめになるかもしれません、エエ。




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精進します。

  




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