ルークス同様、単眼カメラとミリ波レーダー併用の先進運転支援システムに進化

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日産のMサイズミニバン「セレナ」が一部仕様向上。主な進化ポイントは、「インテリジェントFCW(前方衝突予測警報)」を全車標準装備というシンプルなもので、たったそれだけ? と思ってしまうかもしれませんが、じつはADAS(先進運転支援システム)のセンサーが完全に入れ替わったとえる内容になっているのでした。

記憶に頼れば、マイナーチェンジ前のセレナはAEBやACCなどADAS機能を支えるセンサーは単眼カメラだけでした。今回、新採用した「インテリジェントFCW」というのは前の前を走っているクルマの挙動を検知するもので、そのためにはミリ波レーダーが必須。つまり、今回の商品改良はADASセンサーが単眼カメラ+ミリ波レーダーへと進化したことを意味しているのであります。

 

日産が最初にプロパイロットを実装したころは単眼カメラだけで機能を実現しており、センサーをシンプルにできたことが話題になりましたが、結局はミリ波レーダーを併用しないと他社と差別化できないというか、これからの時代において十分な先進安全機能を実装できないということになったといえそう。実際、軽自動車のルークスもカメラとミリ波レーダーを併用しておりますから。

だとしたら画像処理能力によってADASセンサー界においてインテル傘下のモービルアイ社が圧倒的存在感を示していた時代も終わりつつあるのかもしれませんが、さて?



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精進します。

  




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