CEV補助金の計算方法は「走行可能距離1kmごとに2000円×(一充電走行距離-200)」で導かれる

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ホンダのEV専用モデル「Honda e」の詳細があきらかになってきております。EVというと気になるのが一充電での航続可能距離だったりするわけですが、昨日のエントリでも紹介したようにHonda e標準車の一充電走行距離はWLTCモードで283km、JC08モードで308km。そして、なぜいまどきJC08モードでの計測が必要なのかといえば、それはCEV(クリーンエネルギー自動車)補助金に深く関係してくるからなのでした。



こちらのリンク先にもあるように、3ナンバーのEVにおける補助金の計算式は次の通り。

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ここで用いられる一充電走行距離がJC08モードでの計測データによる、というルールになっているので、日本でEVを売るにはJC08モードが重要になってくるのであります。ただし上限は40万円と決まっておりますので、航続可能距離を伸ばしたからといって青天井で補助金が増えていくということはありませんので、あしからず。

さらに給電機能を装備しているクルマにおいては上限金額にかかわらず2万円を増額するというルールになっております。



たとえばJC08モードでの一充電走行距離が400kmとなっている日産リーフ(40kWh仕様)の場合は、次のような計算式となり、42万円となるわけです。

2,000×( 400-200)+20,000※=420,000 ※給電機能の増額分

そして、上限40万円ですから、JC08モードで570kmという一充電走行距離を誇るリーフe+(62kWh仕様)でもCEV補助金は同額だったりするのでした。

では、この計算式を給電機能を持っていると仮定してHonda eに当てはめてみると次の通り。

2,000×(308-200)+20,000=236,000 

23万6千円、意外に少なく感じるのでは? 航続可能距離としは92kmの違いでしかなく、比率でいうとリーフの標準車に対して77%なのですが、CEV補助金では59%相当となってしまうのは販売におけるネガになるというか、航続可能距離の短さを必要以上にマイナスと感じてしまう要因になるかもと思ってみたりするのですが、さて?

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精進します。

  




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