後方視界を電子デバイスで確保する時代になれば、もっとスタイリングに振った外観もあり得るか

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初期受注で4.5万台とヒットしたハリアー。そのフルモデルチェンジにおいて注目したいのは、旧来の価値観から脱却したこと。その象徴といえるのが、この後ろ姿ではと思うところ。

良くも悪くも話題になっているウインカー(ターンランプ)を下に配置したスタイリングを採用したというのは、デザイン最優先のクルマを作るという意思表示といえますし、シャープでクーペルックなテールゲートを実現するためにラゲッジスペースも従来型より小さくなっているというから驚き。モデルチェンジでは従来モデルから進化することが新車開発では必須という印象もありますが、そうした機能性よりも見た目という価値を重視したのがハリアーというわけです。

そして、こうした価値観に寄与したと思えるのがカメラを利用する「デジタルインナーミラー」でありましょう。






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後方に置いたカメラの映像をルームミラー部に映し出すというデジタルインナーミラー(電子インナーミラー)を採用すれば、リアウインドウが小さいスタイリングであっても視界を確保することができるので、ひとまずの安全性を担保しつつ、攻めたスタイリングを実現できるというわけ。

さらにハリアーではフロント用カメラも追加することで、デジタルインナーミラーに簡易ドラレコとでもいうべき機能を持たせたのはエポックメーキング。スタイリング優先の設計思想を実現するためのデバイスというだけでなく、付加価値を生み出しているという商品企画力には驚くばかりであります、ハイ。

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精進します。

  




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