ビッグマイナーチェンジのレクサスIS、モノコックボディさえ別物?!

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メーカー曰く「マイナーチェンジ」という新型レクサスIS。とはいえ、どうみてもリアフェンダーからトランクリッドにかけてのラインはマイナーチェンジ前と別物で、それはつまりモノコックボディが変わっているということを意味しております。はたして、マイナーチェンジ前との変更部分は他にもあるのか。そうした点について、記してあるのが以下にリンクを貼った記事。

こちらの記事、自分が寄稿したものなのですが、記事内にもあるように取材時に以下のようなやり取りがありました。

レクサスインターナショナルに「ボディ外板で、マイナーチェンジ前と異なる意匠・形状となっている箇所はどこでしょうか」という質問をしてみたところ…「A、Bピラー及びそこまでのルーフパネルは共通デザイン。他は全部新意匠となります」という回答が来ました。

 

そうです、AピラーとBピラーとそのエリアのルーフ形状以外は変わっているのでありました。ドアのアウターパネルも変わっていますから、ようはAピラーとフロントウインドウ、サイドウインドウの形状が共通なだけで、あとは完全に異なるボディになったのが新型レクサスISというわけであります。








さらにメーカーリリースからボディ関連の気になる部分を抜き出してみると、以下の通り。

サイドラジエーターサポートの補強、フロントサイドメンバーのスポット打点追加、Cピラーからルーフサイドにかけての構造最適化などによりボディ剛性を高めることで、ハンドル操作に対するレスポンスなど運動性能も高めるとともに、ノイズや振動を徹底的に排除し乗り心地を向上させました。

緩やかに傾斜したリヤクォーターピラーがサイドから回り込む引き締まったキャビンシルエットとしたほか、張り出したリヤフェンダーとのコントラストでアグレッシブな印象を際立たせました。

ボディパネル製造工程において、上下方向のプレスの動きに合わせて金型が横方向からスライドする機構を追加した、LEXUSならではの緻密で立体的な造形を可能とする「寄絞り(よせしぼり)型構造」の最新プレス技術を採用。これによりラゲージ部のキャラクターラインにおいて、高精度でよりシャープな造形を実現しました。

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なるほど、トランクリッドの印象的な造形は、新しい工法によって実現しているとのこと。オフィシャルフォトでは陰影が強く出ていて、より形状を強調しているキライもありますので、ぜひとも実車にてこの部分の造形についてチェックしてみたいものでありますが、そんな機会は来るのでしょうか(汗)

なお、「寄絞り型構造」のプレスで成形されているトランクリッドの材質は当然ながら通常のスチール。一方、フロント側のエンジンフードはアルミを使用しております。ドアのアウターパネルは強いキャラクターラインを持っているように見えますが、ここまでハイテンスチールを使っているというのは意外かもしれません。

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なお、パワートレインについての変更点はごくわずかなようで、公式に発表されているのは以下の2点。V6エンジンは残る模様ですが、まったく手つかずで現状維持となっている模様。なんにしても、このクラスにFRが残るということがラインナップ全体の構造からしても重要なのかもしれません。
2.5Lハイブリッドモデルはアクセル開度に対するエンジンとモーターの駆動力制御を変更。2.0Lターボモデルではドライバーのアクセル開度などから走行環境を判定し、シーンに応じて適切なギヤ段を設定するアダプティブ制御を採用し、よりドライバーのアクセル操作や意図に対してリニアなレスポンスを実現しました。
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というわけで、ほかにも気になる部分などは別のブログエントリやYouTube動画、Twitterなどでもアウトプットしておりますので、クロスメディア的にお楽しみいただければ幸いです、ハイ。






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精進します。

  




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