自動車メーカーのビジネスモデルが通用しなくなる時代、TOYOTAはAIで生き残りを狙う



先日、『トヨタが、トヨタしかできないジョブチェンジをしようとしている』という動画をYouTubeにアップしました。トヨタのコネクティッド・シティ構想が何を目指しているのかについて、自分なりの解釈を10分ほど話した動画ですが、これを整理すると以下の通り。

自動車の自動運転化が進む
そのためにはAIの進化が必須
トヨタは独自にAIを開発中
AIをクルマだけに使うのはもったいない
生活全般をカバーする人生のパートナー的AIの誕生
トヨタ車でAI利用していたのでユーザーデータがある
ユーザーもトヨタのAIにはブランド的な意味でも信頼性がある
生活全般をトヨタのAIがカバーする
トヨタが生活のプラットフォーマーになる


 





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では、なぜトヨタだけが生活プラットフォーマーになり得ると考えたかといえば、上記の『ブランド的な信頼性』の部分において圧倒的なブランド力を持っていると思うから。

トヨタ車がこれまで培ってきた、とにかく丈夫で故障しないというイメージが、生活全般を任せるに十分な信頼感を生み出すと思うから。また、他社が相変わらずのパーソナルモビリティのビジネスモデルに留まっているのに対して、TOYOTAはMaaSへも積極的な姿勢を見せているのは、こうした生活全般を支える企業に変身するという意思を感じるのでありました。

もっとも、そのためにはAIを搭載した自動運転車においてもトラブルやアクシデントを起さずに、トヨタが持つブランドイメージをより強固にする必要があるのですが……。

なお動画の2:30あたりで、シェアリングのトレンドは減速するのでは? といった小話を入れていますが、それについてはこちらのコラムでテーマにしていますのでお目通しいただければ幸いです。


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精進します。

  




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