クルマのキャビンは密閉空間。しかしオープンカーなら「密」を避けることができる?



新型コロナウイルス(COVID-19)の集団発生防止として「3密」というキーワードはすっかりおなじみになりました。あらためて整理すれば、換気の悪い密閉空間、多数が集まる密集場所、間近で会話する密接場面という3つのを避けようというキャンペーン。同時にソーシャルディスタンスなんて言葉もある種の独り歩きをしているような気もする今日この頃なのですが、こうした密を嫌う傾向というのはアフターコロナになっても残るだろうな、と思う次第。

いや、アフターコロナではなく”with コロナ”で生活を組み立てていく時代になれば、ソーシャルディスタンスをとることを優先したライフスタイルに変化するのでは? と思うわけです。ちなみに、ソーシャルディスタンスというのは他人と1.8m程度の距離をとることだそうですが、乗用車でソーシャルディスタンスを確保するのは至難の業。ミニバンの1列目と3列目に座ればギリギリ保てるというくらいでしょうか(汗)

いずれにしても公共交通機関でソーシャルディスタンスを確保することは、ほとんど無理といえる話であって、マイカー回帰の流れは加速するだろうなとも思うのでした。そして、そのときに選ばれる条件として密閉を避けることが重視されるとすれば……。



オープンカーが、趣味性ではない部分で注目される時代がやってくるかもしれません。

クルマのキャビンというのは遮音や断熱といった要求から密閉度が年々高まっているともいえますが、オープンカーであれば屋根を開けてしまえば、非密閉空間に早変わりできるわけで、「密を避けたい」という市場ニーズを満たすソリューションといえますから。

ちなみに、冒頭に貼った動画は、今更YouTubeにアップされていたマツダ・ロードスターのプロモーションムービー。山本修弘氏がプログラムマネージャーを務めているので本当に現行型初期の動画だと思うのですが、なぜこのタイミングでアップされたのか。まさか、密を嫌うトレンドに合わせてロードスターの魅力をさり気なくアピールしようということなのでしょうか。いやいや、#STAYHOME を楽しんでもらうためのファンサービスでありましょう、ええ。

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精進します。

  




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