価格やパワートレインは無視、ボディサイズ(≒パッケージ)からヤリスクロスのライバルを探してみる



2020年秋のローンチということなので、路上で見かけるようになるのはずいぶん先の話ですが、トヨタのコンパクトSUV「ヤリスクロス」は、いま一番注目されているニューカマー。どのメディアも試乗はできないタイミングながら、妄想ライバル比較なんて企画も続々と出ているようです。

1.5リッターのNAエンジン or ハイブリッドというパワートレインからすると、ホンダ・ヴェゼルが直接のライバルとなりそうですが、ボディサイズでいうとヤリスクロスは絶妙にライバルの少ないセグメントに参入という印象で、ライバル不在といえるのかも? と思ったのですが、考えてみるとボディサイズ的にドンピシャのガチ・ライバルが思い浮かぶのでありました。








まずはヤリスクロスのスリーサイズとホイールベースを確認。

■ヤリスクロス
全長:4180mm
全幅:1765mm
全高:1560mm
ホイールベース:2560mm



この数字を眺めてみて、国産ブランドでいうとスズキがハンガリーで生産しているエスクードが最近値では? と思ったというのが冒頭に貼った動画の内容。

■スズキ・エスクード
全長:4175mm
全幅:1775mm
全高:1610mm
ホイールベース:2500mm

エスクードの積載能力などパッケージの優秀さを考えると、ヤリスクロスの出来映えにも期待が高まるのでありました。



欧州ブランドでいうと、C3エアクロスがかなり近い感じ。

■Citroën C3エアクロス
全長:4160mm
全幅:1765mm
全高:1630mm
ホイールベース:2605mm

ですが、とはいえ欧州市場において本命となるライバルは別のクルマのはず。
それがフォルクスワーゲンT-CROSS。全高も近いですし、ホイールベースも近似。パッケージ面ではガチンコのライバルといえそう。

■VW T-CROSS
全長:4115mm
全幅:1760mm
全高:1580mm
ホイールベース:2550mm

そんなT-CROSSのパッケージが垣間見える、リアシートインプレッション動画を、自分のInstagramにアップしていましたので、あらためて貼っておきますが、驚くような広さはないものの、後席乗員のことをしっかりと考慮したキャビンになっている、シートの出来がよくて4名乗車で不満がなさそうという、かなりの好印象でありました。ブランド力や仕上がりを考えると、ヤリスクロスの強敵となりそうな気もしますし、本来はライバルとして想定すべきモデルかもしれませんが、さて?





なお、T-CROSSの使い勝手については、こちらの一冊『2020-2021年 国産&輸入SUVのすべて(三栄)』において写真解説というカタチで寄稿させていただいております。お目通しいただければ幸いです(汗)



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精進します。

  




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