2020年2月の販売台数、MAZDA3は2016台。CX-30は3708台、CX-5は2987台
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販売面は別として、技術的にマツダラインナップの中心といえるのがMAZDA3。そのルーツはファミリアで、アクセラから改名したニューモデルでありますから、マツダの中心というのは納得であります。とはいえ、その販売はけっして中心モデルとはいえない状況のよう。



最新データ(2020年2月)を見てみると、2月単月での販売台数は2016台で登録車ランキングでいうと37位。ランドクルーザーワゴンとクロスビーに挟まれているといえば、車格やキャラクターを考えるとけっして満足とはいえない販売台数と感じるのでは? マツダ自身がこの状況を良しとしているのか、本心から納得しているのか、まったく不明ですが、せっかくSKYACTIV-Xという革新的なパワーユニットを搭載したにも関わらず、こう伸びている感じがしないのはエンジン(テクノロジー)の魅力がセールスにつながっていないともいえそう……。


ちなみに自販連が発表している登録車販売ランキングに入っているマツダ車を並べると次の通り。

CX-30 3708台(20)
CX-5 2987台(26)
MAZDA2 2397台(32)
MAZDA3 2016台(37)
CX-8 1527台(41)
 ※()内はランキング順位 

価格帯を考えてもMAZDA3が好調とはいえないのは、CX-5のほうが上に行っていることからも明らか。SKYACTIV-Xを積んだMAZDA3はそのカテゴリーにおける割高感が否めないので、こうした販売実績をみても「なんでだろう?」とは思わずに、むしろ「やっぱり」という印象だったりするのですが、いかがでしょうか?

もっともテクノロジー的には同等といえるCX-30が好調ということは、市場としてクロスオーバーSUVを求めるマインドが強く、MAZDA3のようなスタンダード系のカテゴリは市場規模がシュリンクしているともいえます。なにしろ、国産登録車セールストップ50を眺めていると、SUVを除いたいわゆるCセグメント自体が少数派なのは明らかですから。

参考までに、2020年2月の自販連販売ランキングトップ50からCセグメントを抜き出してみましょう。

カローラ 9898台(3)
プリウス 7518台(9)
インプレッサ 4186台(15)※XV含む
リーフ 2981台(27)
MAZDA3 2016台(37)
シビック 785台(47)
 ※()内はランキング順位 

ミニバンやSUVがメインであってCセグメントはオワコンという見方もできつつ、こうやって並べてみるとMAZDA3はもう少し売れてもおかしくないだけの市場が待っているという印象も受けるのでありますが、さて?

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精進します。

  




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