第一印象はかなりの好感触。評価軸を変えないと正しく評価するのは難しいかも?
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フルモデルチェンジした新型フィットが各所でずいぶんと話題になっているようです。

こちらのブログでは、ニッチネタとして回転シートの感想をアップしておりますが、いわゆる商業メディアのほうではインプレッション的な記事も2つのWEBメディアに寄稿しており、いずれも公開されております。なお、紙媒体では「ホンダスタイル」誌に寄稿しております。



どことは言いませんが、原稿をチェックしていただいた編集者の方から「褒めすぎじゃないですか?」と言われたほどですが、けっして案件でもなければ、忖度したわけでもありません。正直な気持ちで書いたら、自然と高い評価に見えるような記事になったという次第。むしろ先入観としてはプラットフォームがキャリーオーバーという印象を受けるのかなと思っていたのですが、そうしたクルマとは思えないほど、新しい乗り味を持っているコンパクトカーであったのです。

またYouTubeの拙チャンネルには11本の動画をアップしております。シチュエーションやパワートレイン別に動画をわけてアップしておりますので、ご興味のある動画をご覧いただけますと幸いです。『自動車コラムニストによる4代目フィット試乗動画』という再生リストにまとめてありますので、お時間のある時にチェックいただけると、これまた幸いであります。


ところで、新型フィットのグランドコンセプトは「用の美・スモール」で、わかりやすい言葉でいうと「心地よさ」を指標につくられたコンパクトカー。数値よりフィーリングを重視したというだけでなく、クルマづくりのアプローチ(つまり狙い)からして従来的なコンパクトカーとは異なる世界を目指しているようで、はっきり言えば従来通りの評価軸ではけっして真意をつかみきれないクルマであります。もちろん、自分のクルマを買う場合には個々人の評価軸を変える必要はなく、あくまでも自分好みのモデルを選べばいいのでありますが、少なくともフラットに見ようとするならば、従来通りの価値観とは異なる評価軸を、自分の中に新しく用意しないと新型フィットの狙いを正しく理解するのは難しいであろうと思うわけです。従来型の評価軸で見るべき部分もありますから完全に異なる評価軸を作るというわけではありませんが……。





 



なお、こちらの記事では『2時間の試乗でわかった!』とタイトルにしておりますが、2時間の試乗を味わったの1.5Lハイブリッドの話。1.3Lエンジン車との合計では3時間以上の試乗をしていたのでした。メディア向け試乗会で、これほどの時間が乗れるのは珍しく、ありがたい話であります、ハイ。

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精進します。
  




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