ジグザグ走行をする二輪に対応した自動運転を開発するか、それとも二輪を排除して自動運転の普及を加速させるか


2019年、突然リターンライダーをしたのは、いろいろな意味で「今のうちに自動二輪を満喫しておきたい」と思ったから。いろいろな意味に含は、年齢的・体力的な部分も含まれますが、それ以上に自動二輪を公道で存分に楽しめない時代が来る可能性もゼロではないと感じているから。先日、エンジン車の未来はけっして明るいものではないと考えているといったYouTube動画ブログエントリをあげましたが、自動二輪については仮にモーター駆動となっても生き残るためにはハードルがあると思っているのです。

それは自動運転の進化と関係しています。



現状のレベル3くらいの自動運転であれば、自動二輪と公道上で共存するのはけっして難しい話ではないと思いますが、さらに自動運転がレベルアップしていく中で、ジグザグ走行をする自動二輪に対応することが課題となり、そこに対応するためのコストをかけることが問題視される可能性があると感じているのでした。ルールを守って走る自動運転車の作る車列の中に、自由に動くモビリティが混じってしまうと大きなノイズになります。そのとき自動二輪に乗る権利を守るのか、バリアフリーにつながる自動運転を優先するのかとなったら、社会はどちらを選ぶのか。まあ、後者であろうと思うわけです。

言い方を変えると「環境対応」、「先進安全」といった四字熟語の対応において、自動二輪は先に限界を迎えるであろうから、そのときに生き残ることはできるのか疑問ですし、生き残ったとしても両手両足を使って車体をコントロールする二輪の楽しみがスポイルされる可能性は大きいでしょう。こうした予測が当たるも八卦当たらぬも八卦ですが……。自分としては、いまは自動二輪を存分に楽しんでおくべきタイミングであるし、だからこそリターンライダーをして乗っておきたいと思うのでありました。

【スマートリミッター】
動画の中で自動運転に向かうステップの一例としてあげて「スマートリミッター」は、まだ用語としては確立されていないものですが、制限速度に応じて自動的にスピードリミッターを作動させるという技術を指しています。技術的には、標識の認識は可能ですし、指定速度でリミッターを作動させること自体はけっして難しいものではないといえます。EUでは、2022年よりISA(インテリジェント・スピード・アシスタンス)として新車への義務化を発表しています。

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精進します。
  




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