コンベアレスのGR FACTORYで生産予定のGRヤリス。タクトタイムはいかほど? カーボンルーフの生産性は?
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東京オートサロン2020にて発表されたGRヤリス。同時にファーストエディションのWEB先行予約もはじまったわけですが、なんと最初の2週間で2000台ものオーダーを集めたというから驚き。いっても400万円以上するクルマを”みずてん”で買おうというユーザーがそれだけいるということですから。転売狙いにしても、自動車の取引を考えると売価はともかく買い取り価格にプレミアがつく(メーカー希望小売価格を上回る)ということは考えづらく、実際にほしい人がそれだけいるというわけです。

WEB先行予約の締め切りは6月30日となっておりますので、このペースでいくと事前予約で数万台が売れてしまいそう。まあ徐々に落ち着いてくるでしょうから、すでにペースダウンはしているはず。それでも1万台を超えるバックオーダーを抱えそうな勢いであります。

 

ところで、東京オートサロンでも発表されましたがGRヤリスの生産を担うのはGR FACTORYと呼ばれる専用工場で、ここでは少量生産に対応してベルトコンベアを使わずに、AGV(無人搬送車)を利用したライン構成になるといいます。こうした生産ラインの能力がどれほどなのかは不明ですが、タクトタイムが何十秒というはずはなく、おそらく分単位のタクトになっているはず。そうなると一日の生産量も自ずと見えてくるのですが、仮に1万台のバックオーダーを抱えてしまったら、それを解消するのに半年以上はかかりそう。まあ、こういうキャラクターの商品であればバックオーダーを抱えた状態というのも十分に想定して販売計画など立てているでしょうから、想定の範囲内すぎて問題にならないとは思いますが……。



もっとも、生産ラインのスピードよりカーボンルーフやアルミパネルのほうが、歩留まりを考慮すると初期の生産ペースにおけるボトルネックになりそうな気もしますが、さて?

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精進します。
  




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