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肖 健雄 博士が2016年に設立した自動運転技術のリーディングカンパニー。独自開発のマルチセンサー融合技術が肝
先日開催された第12回オートモーティブワールドでの展示会のひとつ「自動運転EXPO」において、通り過ぎようとして、思わず足を止めてしまったのがAutoXのブース。そこに置かれたBMWのルーフ上には見たようで、見たことのないセンサーセットが装着されているのでした。

聞けば、中華系という同社は肖 健雄 博士がシリコンバレーで設立した自動運転テクノロジーのベンチャー企業で、カリフォルニア州や広州において自動運転の公道走行を行なっているという、この業界におけるトップランナー企業のひとつなのだとか。



このセンサーセットは『xFusion』と名付けられたもので、LiDAR・カメラ・レーダーを融合させたもの。その同期制御と動体検知が同社の強みであり特徴。 一番上に見慣れた筐体色のLiDARがあるところまでは確認できますが、カメラやミリ波レーダーの位置や数は不明であります。

自動車メーカーが自動運転車を作ると、こうしたセンサーをボディ各部に埋め込んでわからないようにしたがるものですが、自動運転ベンチャーとしてはセンサーセットをスタイリッシュに仕上げて、目立たせることにインセンティブがあるのだろうな、と思ったり。

ちなみに、同社の自動運転技術はいわゆるレベル4に達しているそうで、2019年6月にはカリフォルニア州でのロボタクシーサービスの運営許可も得ているのだとか。ちなみに、会社設立は2016年6月だそうですから、わずか3年でトップランナーへと成長したということで、そのスピード感は自動車製造業とは桁違いに速いもの。自動車メーカーが危機感をもって自動運転テクノロジーの開発を進めていますが、果たして慣れ親しんだ開発スピードを、このレベルに速めることができるのか、そのためにはどんな仕組みの変革が必要なのか、いろいろと考えてしまうのでありました。

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精進します。
  




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