国内メーカー初となるCHAdeMO protocol Rev.1.2認証で、90kWの大出力急速充電器は2台同時充電に対応!

リーフe+のような大容量バッテリーを持つEVをがっちり充電できるCHAdeMO protocol Rev.1.2に対応した急速充電器は徐々に普及していて一部のディーラーではすでに設置されているようですが、個人的には初対面となったのがオートモーティブワールド2020。もちろん製造元である新電元工業ブースでの出会いであります。
90kWの大出力で一気に急速充電できるというこの機械。よく見ると充電ケーブルが左右にあるマルチアウトレット仕様となっているのでした。90kW対応のケーブルはなかなかに重量感があって手に取ると「オッと」と声が出てしまうのは思い込みのせいなのか、本当に重いからなのか……。

さて、新電元のブースに展示されていた製品は前述のように90kWのマルチアウトレット仕様。片方だけの使用と同時充電のいずれにも対応するわけですが、その出力は合計でのスペックでありますから90kWで充電できるのは片側だけを使っているときのみ。両方同時に充電すると45kW級の従来型・急速充電器と同等のスペックになってしまうのでありました。
とはいえ、完全に同じタイミングで充電器につなぐということは実際にはあまりないわけで。同時充電であってもそれぞれの状態にあわせて配分を変えるというのが、この製品の特徴。片方につながるEVの充電率が上がってくると30kW程度に落とし、もう一台は60kWくらいに上げていくといったイメージの制御が盛り込まれているということ。必ずしも2台同時につないでいるから片側は45kWがマックスというわけではないわけです。とにかく充電時間を最短にして、ユーザビリティを上げようという工夫がなされているのでした。

急速充電器のロードマップを見ると、高出力化・高機能化が進むという風に考えているようですが、それとは別に非接触型が増えるであろうというのも新電元ブースでは主張していたところであります。同社では非接触充電に必要な送電コイル(充電器側)と受信コイル(車両側)の両方を提供できるのがセールスポイントというのもあるのでしょうが。たしかに、完全自動運転のEVと非接触充電の相性がいいであろうことは容易に想像できるところであります(自動でプラグを刺す充電器を作るよりインフラ整備が進みそうなので)。
ただし高出力の有線充電器と、そこそこ出力の非接触充電器が併用されるには車両側にそれぞれに対応したハードウェアを搭載する必要があって、コストを考えると一時的には併用したとしても、いずれはどちらかに収束すると考えるべきだとは思うわけです。スマートフォンの進化を考えると非接触の方向に行くのでは、と考えたりするわけですが、さて?
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精進します。



リーフe+のような大容量バッテリーを持つEVをがっちり充電できるCHAdeMO protocol Rev.1.2に対応した急速充電器は徐々に普及していて一部のディーラーではすでに設置されているようですが、個人的には初対面となったのがオートモーティブワールド2020。もちろん製造元である新電元工業ブースでの出会いであります。
90kWの大出力で一気に急速充電できるというこの機械。よく見ると充電ケーブルが左右にあるマルチアウトレット仕様となっているのでした。90kW対応のケーブルはなかなかに重量感があって手に取ると「オッと」と声が出てしまうのは思い込みのせいなのか、本当に重いからなのか……。

さて、新電元のブースに展示されていた製品は前述のように90kWのマルチアウトレット仕様。片方だけの使用と同時充電のいずれにも対応するわけですが、その出力は合計でのスペックでありますから90kWで充電できるのは片側だけを使っているときのみ。両方同時に充電すると45kW級の従来型・急速充電器と同等のスペックになってしまうのでありました。
とはいえ、完全に同じタイミングで充電器につなぐということは実際にはあまりないわけで。同時充電であってもそれぞれの状態にあわせて配分を変えるというのが、この製品の特徴。片方につながるEVの充電率が上がってくると30kW程度に落とし、もう一台は60kWくらいに上げていくといったイメージの制御が盛り込まれているということ。必ずしも2台同時につないでいるから片側は45kWがマックスというわけではないわけです。とにかく充電時間を最短にして、ユーザビリティを上げようという工夫がなされているのでした。

急速充電器のロードマップを見ると、高出力化・高機能化が進むという風に考えているようですが、それとは別に非接触型が増えるであろうというのも新電元ブースでは主張していたところであります。同社では非接触充電に必要な送電コイル(充電器側)と受信コイル(車両側)の両方を提供できるのがセールスポイントというのもあるのでしょうが。たしかに、完全自動運転のEVと非接触充電の相性がいいであろうことは容易に想像できるところであります(自動でプラグを刺す充電器を作るよりインフラ整備が進みそうなので)。
ただし高出力の有線充電器と、そこそこ出力の非接触充電器が併用されるには車両側にそれぞれに対応したハードウェアを搭載する必要があって、コストを考えると一時的には併用したとしても、いずれはどちらかに収束すると考えるべきだとは思うわけです。スマートフォンの進化を考えると非接触の方向に行くのでは、と考えたりするわけですが、さて?
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精進します。



