まずは業務用のニーズを感じる後付けAEB(衝突被害軽減ブレーキ)。高齢ドライバーの限定免許が具体化すると趣味の世界のスタンダードになるかも?


先日、オートモーティブワールド2020・自動運転EXPOをウロウロしたときに目に留まった韓国生まれの後付けAEB。前方を確認するセンサーは単眼カメラとミリ波レーダーという標準的なもので、もちろん歩行者も検知可能。そして、注目といえるのは後付けAEBを作動させる仕組み。この動画にもあるように、ダイレクトにブレーキペダルをアクチュエータで引っ張るという、ある意味でチカラ技といえる方法でありました。

すでに市販されているクルマの自動運転化というと、制御系をすべてバイワイヤにする必要があるという感じもあるわけですが、この方法であればなにひとつ電子制御を使っていない旧車であってもAEBの装着が可能という点では取付車種を選ばないともいますし、そこにひとつのビジネスチャンスを感じたのであります。
 

というのも、高齢ドライバーの起こす事故が報道によって社会問題化している中で、高齢ドライバーにはAEB限定免許を交付すべきという論もありますし、実際政治の世界でも議論されております。仮に推奨ではなく、 ルールとして75歳以上はAEB限定免許(AEB装着車しか運転できない)ということになると、多くの人はAEB付きのクルマに乗り換えるでしょうし、AEB装着車が買えないというならばクルマの所有を諦めることになりましょう。おそらくカーシェアリングがAEB限定免許に対応したクルマを用意すると思われますので、運転自体は諦めずに済むと予想しますが……。

それはともかく、高齢ドライバーがAEB限定免許になった世界であっても古くからの相棒を大事にしたい、もしくは趣味のクラシックカーを街乗りしたいというニーズはあるはず。そうしたユーザーの中には、それなりの予算感で対応しようとする人も出てくることでしょう。このようあ後付けAEBキットがAEB限定免許に適応する性能を持つと公的機関の認証を受け、さらに現実的な予算での取り付けが可能であれば、そこそこ規模のビジネスに住ケースするかもなどと思ってみたりするのですが、さて?


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精進します。
  




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