
想像以上にボリューム感のあった次世代燃料電池車「MIRAI」コンセプト
そういえば、東京モーターショーの会場ではない場所に飾られていたトヨタのMIRAI CONCEPTも軽くチェックしていたのでした。事前発表のデータや画像からはクラウンの置き換え的存在と感じていたのですが、リア駆動となり、20インチタイヤを得たMIRAIのたたずまいはクラウンクラスを超えたもので、むしろレクサスLSに近いというか、トヨタのエンブレムをつけていることからセルシオ的なイメージが強いものでありました。モデルチェンジのたびにクラウンがパーソナルサルーン色を強くしているために空席となりつつある、トヨタブランドのショーファードリブンというポジションにぴったり収まるであろうムードを持った一台と感じたわけです。ボディサイズ的にはマジェスタ後継と捉えるべきかもしれませんけれど…。
とくに周辺リサーチをしたわけではないので数字は完全に妄想ですが、単純にコンセプトカーを見た印象だけでいえば、1000万円級の希望小売価格で補助金を考慮して800万円くらいの予算感であれば納得して買ってもらえそうと感じた次第。じゃあ、自分自身として購入するかといえば、はっきり無理と断言できるくらい縁のない価格帯ではありますが、前述のようにショーファードリブンとして認められれば1000万円というのは、そのカテゴリーにおけるエントリープライスといえますし、まして燃料電池車という価値があれば、十分以上のプレゼンスを示すであろうと思うわけです。
現行MIRAIは結果的に関連企業の社用車としてショーファードリブン的に使われるケースも少なくないと聞きます。そうしたニーズに合わせて正常進化させたことで、ボディサイズは成長し、またFWDからRWDへと大変身を遂げたと考えると、このスタイルも納得でありますし、フルモデルチェンジの方向性として自然に理解できそうな気もするのですが、さて?
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精進します。



