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高齢者向けの歩行トレーニングロボットは月額5万円程度でのリースを想定
2019年の東京モーターショーも最終日。今年は、お台場エリアを広くモーターショー会場として利用しているのが特徴ですが、青海展示棟の脇にあるトヨタの常設施設「メガウェブ」においてFUTURE EXPOなるイベントを併催するというチャレンジもしております。2階では水素社会を提案、1階では様々な企業がブースを出して自社製品や理念、ビジネスモデルなどをアピールしております。

その中で、未来のモビリティ(?)として気になったのがパナソニックの歩行トレーニングロボット。



一見すると電動歩行器といったおもむきですが、その中身はAIやパーソナルデータを利用した歩行訓練機。負荷を変えることで脚力を鍛えつつ、安心して移動できるというトータルな意味での歩行支援ツールであります。


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このようにパーソナルデータが可視化されるので、トレーニングを管理する人(理学療法士などでしょうか)にも歩行トレーニングの成果がわかりやすく、また修正点も明らかになるというのも特徴のひとつ。つまり、この歩行トレーニングロボットはプロユースであり、いわゆる老人ホームのような施設での利用を考えているとのこと。カードによってパーソナルデータの管理もできるようにしてあるのも、複数利用を前提としているからでありましょう。

説明員の方によれば、売り切り販売というよりはリース販売を想定しているようで、そのリース料金も5万円/月くらいになりそうということですから、最初はユーザーを選ぶのでしょうが、高齢化が進む日本社会においてはニーズがあるといえそう。なにしろ歩ける状態を維持しておくことは健康年齢に大きく影響すると考えられますので。

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せっかくの機会なので、この歩行トレーニングロボットを使ってみましたが、華奢なボディながら体重を預けても不安はなし。おそらくモーターの駆動力で利用者を含めて自立するようバランスを取っているのでありましょう。また、トレーニング負荷についても最大にするとそれなりに力が必要な印象で、高齢者であれば十分以上に脚力を鍛えることが期待できそうとも実感した次第。

そして、モビリティ(歩行補助)でありながらトレーニング機器でもあるという歩行トレーニングロボットは、未来のモビリティに求められる要素のひとつ(健康への寄与)を示しているのかもしれないと思ったりもするわけですが、さて?

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精進します。
  




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