ボッシュは電動エアコンプレッサーを日本初公開、デンソーはプレスカンファレンスでFCへの注力を宣言

こちらの画像、何を撮ったものかわかるでしょうか。四角い箱にあたかもターボチャージャーの吸気側(コンプレッサー側)がくっついているように見えるユニットの正体は、電動エアコンプレッサー。
このユニットが展示されていたのは東京モーターショーにおけるボッシュのブースで、その役割は燃料電池(FC)に酸素を送り込むこと。しかも、このユニットの紹介は同社のプレスリリースの最初に記されているのでした。つまり、ボッシュはFCの将来性について評価しているということ。
いまやBEV(バッテリーEV)が次世代車の中心という状況で、FCV(燃料電池車)の時代は来ないという認識もあるかもしれませんが、ゼロエミッションであったり、カーボンニュートラルを目指す中で、またパリ協定で定めたCO2排出量制限を実現するためにはBEV一辺倒ではカバーできない部分もあるわけで、FCの必要性を感じているということでしょう。
自動車メーカーよりも業界トレンドには影響力のあるメガサプライヤー「ボッシュ」が、こうした意思をモーターショー展示で見せるというのは、そうした理解をしていいのだろうとは思うわけです。

じつはメガサプライヤーの雄、デンソーも同様の発表をしております。こちらはプレスカンファレンスで明言しているのですが、なんでも「商用車のFC化が必要になるはずなので、そこに注力していく」とのこと。乗用車はBEV、バストラックはFCVという大きな流れを感じている模様。

つまりBEVとFCVは適材適所で使われるであろうから、メガサプライヤーとしてはいずれにも対応できるような準備をしていなくてはならない、という意思を持っていると整理できそう。こうした話は前々から指摘されていたわけですが、2019年の東京モーターショーにおいてボッシュとデンソーという両雄が、そうした点を示してきたことは、ひとつ覚えておきたいと思う次第。2020年あたりから、具体的な流れが完成車メーカーのほうから見えてくるかもしれませんので。
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精進します。



こちらの画像、何を撮ったものかわかるでしょうか。四角い箱にあたかもターボチャージャーの吸気側(コンプレッサー側)がくっついているように見えるユニットの正体は、電動エアコンプレッサー。
このユニットが展示されていたのは東京モーターショーにおけるボッシュのブースで、その役割は燃料電池(FC)に酸素を送り込むこと。しかも、このユニットの紹介は同社のプレスリリースの最初に記されているのでした。つまり、ボッシュはFCの将来性について評価しているということ。
いまやBEV(バッテリーEV)が次世代車の中心という状況で、FCV(燃料電池車)の時代は来ないという認識もあるかもしれませんが、ゼロエミッションであったり、カーボンニュートラルを目指す中で、またパリ協定で定めたCO2排出量制限を実現するためにはBEV一辺倒ではカバーできない部分もあるわけで、FCの必要性を感じているということでしょう。
自動車メーカーよりも業界トレンドには影響力のあるメガサプライヤー「ボッシュ」が、こうした意思をモーターショー展示で見せるというのは、そうした理解をしていいのだろうとは思うわけです。
山本晋也 【Yamamotosinya】@Ysplanning
今年の東京モーターショーでは、ボッシュとデンソーが、どちらも燃料電池に関するアピールをしていたのが印書的。BEV以外の選択肢が必要になるという意志が見えた感じ。
2019/10/27 17:40:52

じつはメガサプライヤーの雄、デンソーも同様の発表をしております。こちらはプレスカンファレンスで明言しているのですが、なんでも「商用車のFC化が必要になるはずなので、そこに注力していく」とのこと。乗用車はBEV、バストラックはFCVという大きな流れを感じている模様。

つまりBEVとFCVは適材適所で使われるであろうから、メガサプライヤーとしてはいずれにも対応できるような準備をしていなくてはならない、という意思を持っていると整理できそう。こうした話は前々から指摘されていたわけですが、2019年の東京モーターショーにおいてボッシュとデンソーという両雄が、そうした点を示してきたことは、ひとつ覚えておきたいと思う次第。2020年あたりから、具体的な流れが完成車メーカーのほうから見えてくるかもしれませんので。
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精進します。











