アメリカでは信号機のある交差点をラウンドアバウトに変えると死傷事故が8割近く減ったとの報告あり
アメリカの交通安全の調査団体であるIIHSのTwitterアカウントを見ていたら、彼の地においてラウンドアバウトウィークが始まったのだそうで。
この動画でも説明していうようにビギナーがスムースにラウンドアバウトを通過するにはトレーニングが必要であったり、またそれなりの面積が必要なので単純に従来型の交差点をラウンドアバウトに変えるのは難しいという問題もありますが、信号機が不要というのは停電時に強いというメリットや電力消費を抑えられるというメリットあり。また、停止しないことで燃費にも有利な道路といわれております。
そんなラウンドアバウトは交通事故の低減にも大いに貢献するのだとか。IIHSのレポートによると以下のようなデータがあるのだそうです。
さらに自動運転時代になれば合流などもスムースになるでしょうし、ラウンドアバウトのメリットはさらに引き出せるでしょうから、これから道路整備をするのであれば基本的にはラウンドアバウト型にしていくべきだと思う次第。日本のような土地柄ではなかなか難しいとは思いますが、これほど交通事故が減る効果が認められているのに、いつまでも信号を守ることを前提に安全を求めていくというのはナンセンスにも感じるのでありました。
もちろん、すべての交差点をラウンドアバウトにするというのは非現実的ですが、かなり小さな交差点でもラウンドアバウト方式にできるのは、50年以上前から存在する、こちらのロータリーからも想像できるのでは? 個人的に小学生の頃に通い慣れた道なので、こうしたロータリー型交差点は自然なものなのですが、意外に日本では珍しいよう。
その勝手知ったるラウンドアバウト風味の交差点、グーグルマップでいうと、こちら。
こちらはストリートビュー。小さいながらラウンドアバウトであります。
詳しい記事も見つけましたので、貼っておきます。
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精進します。


アメリカの交通安全の調査団体であるIIHSのTwitterアカウントを見ていたら、彼の地においてラウンドアバウトウィークが始まったのだそうで。
ラウンドアバウトというのは交差点を円形としたもので、いずれの方向から来た車両もストップすることなく円形路の部分に進入して直進・右左折を行なうという構造の道路。以下にイギリスのドライビングスクールの公式チャネルがYouTubeに上げていた動画を貼っておきますが、こうした構造の交差点をラウンドアバウトと呼ぶのはご存知の通り。IIHS@IIHS_autosafety
Today marks the beginning of #RoundaboutsWeek. Studies of intersections in the United States converted from traffic… https://t.co/aChuJKhz9L
2019/09/16 21:25:08
この動画でも説明していうようにビギナーがスムースにラウンドアバウトを通過するにはトレーニングが必要であったり、またそれなりの面積が必要なので単純に従来型の交差点をラウンドアバウトに変えるのは難しいという問題もありますが、信号機が不要というのは停電時に強いというメリットや電力消費を抑えられるというメリットあり。また、停止しないことで燃費にも有利な道路といわれております。
そんなラウンドアバウトは交通事故の低減にも大いに貢献するのだとか。IIHSのレポートによると以下のようなデータがあるのだそうです。
ラウンドアバウトだからといって事故がゼロになるわけではありませんが、アメリカでの調査によれば死傷事故は72~80%も減ったというから驚きです(ちょっと古いデータですが)。同様に欧州やオーストラリアでも交差点をラウンドアバウトに変えたところ、死傷事故は25~87%減となり、交通事故そのものも36~61%ほど減ったそう。つまり、交差点をラウンドアバウトに変えることで交通事故を減らす効果が明確に期待できるのは間違いないところ。The vehicle-to-vehicle conflicts that do occur at roundabouts generally involve a vehicle merging into the circular roadway. In the case of multilane roundabouts, conflicts may also occur as vehicles exit.Studies of intersections in the United States converted from traffic signals or stop signs to roundabouts have found reductions in injury crashes of 72-80 percent and reductions in all crashes of 35-47 percent (Retting et al., 2001; Eisenman et al., 2004; Rodegerdts et al., 2007).A study of 19 higher-speed rural intersections (speed limits of 40 mph or higher) that originally had stop signs on the minor approaches and were converted to roundabouts found a 62 percent reduction in all crashes and an 85 percent reduction in injury crashes (Isebrands & Hallmark, 2012).Studies of intersections in Europe and Australia that were converted to roundabouts have reported 25-87 percent reductions in injury crashes and 36-61 percent reductions in all crashes (Rodegerdts et al., 2010).
さらに自動運転時代になれば合流などもスムースになるでしょうし、ラウンドアバウトのメリットはさらに引き出せるでしょうから、これから道路整備をするのであれば基本的にはラウンドアバウト型にしていくべきだと思う次第。日本のような土地柄ではなかなか難しいとは思いますが、これほど交通事故が減る効果が認められているのに、いつまでも信号を守ることを前提に安全を求めていくというのはナンセンスにも感じるのでありました。
もちろん、すべての交差点をラウンドアバウトにするというのは非現実的ですが、かなり小さな交差点でもラウンドアバウト方式にできるのは、50年以上前から存在する、こちらのロータリーからも想像できるのでは? 個人的に小学生の頃に通い慣れた道なので、こうしたロータリー型交差点は自然なものなのですが、意外に日本では珍しいよう。
その勝手知ったるラウンドアバウト風味の交差点、グーグルマップでいうと、こちら。
こちらはストリートビュー。小さいながらラウンドアバウトであります。
詳しい記事も見つけましたので、貼っておきます。
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精進します。



