100kW仕様は26,160ポンド、113kW仕様は28,660ポンドがスターティングプライス
5

ついにフランクフルトモーターショーで市販バージョンが発表されたHonda e。ホンダの電気自動車プラットフォームを用いた第一号といえるモデルで、床下にリチウムイオン電池を搭載することで前後重量配分は50:50を実現。リアアクスルに搭載したモーターで後輪を駆動するというレイアウトはホンダとしては初めての提案といえるもの。さらに『カメラミラーシステム』と名付けられたミラーレス仕様を標準としているのもポイントで、どこか懐かしさや愛嬌のあるルックスながら、最新モデル感を全身でアピールする電気自動車なのであります。

そんなHonda eは市販バージョンでありますから欧州ではメーカー希望小売価格も発表されております。あえてHonda UKの発表したポンドでの価格をチェックしてみると……
Recommended prices for Honda e will start from £26,160* for the 100kW version, rising to £28,660 for the “Advance” grade that includes further specification and a motor output increased to 113kW. 
イギリス政府によるプラグインカー補助金(3,500ポンド)を考慮した価格で、100kW仕様が26,160ポンド、113kW仕様は28,660ポンドとのこと。そう、このクルマには2種類のアウトプット仕様が用意されているのもユニークなところですが、その価格差が2,500ポンドというのは、そのほかトリム仕様などが異なるにしても妥当なのかどうか議論になりそう。




 

補助金を加味した100kW仕様26,160ポンド、113kW仕様28,660ポンド という価格をベースに、ポンド=135円として日本円に換算してみると、100kW仕様3,531,600円、113kW仕様3,869,100円。これが日本での価格になるとはいえませんが、もうひと声下がると日本市場でもそれなりに受け入れられそうな予感。

ちなみに、イギリスにおける日産リーフの価格帯は27,995ポンド~30,995ポンドで、ハイパワー仕様のe+は35,895ポンド。航続距離性能などでリーフがHonda eに優っているので単純比較するユーザーはいないでしょうが、一応のところは競争力のある値付けをしてきたということでしょうか。

そしてHonda eの仕様で気になるのはハイパワー仕様のHonda eにはセンターミラーシステムなる装備が標準装着されているらしいこと。いわゆるルームミラーをカメラとモニターで置き換えるミラーレスシステムのようですが、ホンダの市販車でこの機能をライン装着するのは初めてでは? と思ってみたり。

おそらく、日本での販売価格は東京モーターショーのタイミングで何らかのアナウンスがあると期待できるHonda e。はたして、おいくら万円ほどになるのでありましょうか。航続距離にリンクするというCEV補助金のルールが今後も適応されるとすれば、補助金も最大額では期待できないところでありますので。とはいえ、このルックスと後輪駆動、そしてミラーレスを標準としたインパネのデザインなどは気になる存在。さらに後輪駆動というのは回生の取りやすさでいえば不利なレイアウトであって、そのあたりをどのようにカバーしているのかも気になるところであります、ハイ。



-----------------
精進します。
  




人気ブログランキング