片道130kmを走ってジムカーナ場へ、3本走ってもバッテリーは平気だった?
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日産からリーフe+が出るなど、電気自動車の課題である航続距離についてはだいぶ解消されてきた印象もあるわけですが、自分が乗っている初代リーフ(AZE0・30kWh)の後続可能距離は現実的にいって満充電で200km程度。日常生活ではまったく不満はないのですが、モータースポーツを楽しむには難しいだろうなあ、と常々思っているのでした。電動パワートレインのリニア感からするとジムカーナなどを走らせたら楽しそうなのですが、競技中にバッテリーを使い果たしてしまったら結果は残りませんし、まして帰路にもつけないことになってしまいますので。とはいえ、実際に走らせてみないことにはと思っておりまして、しばらく前から機会を探していたのですが、ちょうど9月1日にICCこと茨城中央サーキットにて『茨城GRガレージ・オートテスト in ICC』なるイベントがあることを知り、参加してみることにした次第。

オートテストというのはパイロンジムカーナのようで、必ずバック走行が含まれるというもの。速度域は低く、ヘルメットなどの安全装備が不要なのと、助手席に人を乗せることができるのが特徴。というわけで、今回は小学生の息子(身長142cm)を連れてICCへと向かったのでした。

常磐道・土浦北インターから実質的には2回ウインカーを出すだけで到着するICCですが、じつは電気自動車のモータースポーツ参戦は往路から始まっております。まだまだ気温が30度を超える時期ですので、バッテリーの温度管理がパフォーマンスには重要なのでありました。しかも、自宅からは片道130km程度は走らねばなりませんので、途中での急速充電は必至。急速充電でもバッテリー温度は上がってしまいますから、そこを逆算して高速道路ではバッテリーの温度が上がらないように走らなくてはいけないのであります。リーフのバッテリーは空冷式なのでいったん温度が上がってしまうと、なかなか下がらないものですから。






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というわけで、こちらが土浦北インターを降りてすぐの三菱自動車の販売店にある急速充電器(50kW)で充電した直後の画像。自宅出発時に100%まで充電したバッテリーは高速移動で52%まで減っていたので89%まで充電したところであります。ちなみにバッテリーの温度は充電前で6目盛り、充電後で7目盛りと予想ほどは上がらずでしたが、これには我慢の走りあり。高速道路はずっと左車線でクルーズコントロールを使って80km/hをキープだったのでした。経験的に、この速度で走ればバッテリーの温度上昇と空冷のバランスがとれて、ほとんどメーター上での温度上昇はないとわかっていましたので。経験則でいえば100km/h巡行をするとやっぱり目盛りは増えてしまうものですから。

しっかり冷やしておいたので、急速充電(これもバッテリーの温度上昇につながる)をしてもさほど目盛りは上がらずに済んだというわけ。ちなみに、土浦北インターから少し離れたところのファミリーマートに中速充電器(20kW級)があるという情報もありましたので、万が一高速走行でバッテリーの温度が上がってしまったときはそちらで充電する予定ではありました。電気自動車でのモータースポーツ参戦というのは、そうした事前準備が必要なのであります(汗)

というわけで四半世紀ぶりに訪れたイバチューこと茨城中央サーキット。無事に到着後は、ゼッケンをつけたりコース図をインパネに貼り付けたりと、20代の頃に楽しんでいたジムカーナを思い出しながら準備を進めるのでした。もっとも、そのころと違うのは車内の荷物を降ろしたりしないこと。フロアマットもそのままです。助手席に子供を乗せるエンジョイ勢ですから(笑)



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精進します。
  




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