バンパーやホイールをコスっているか、それに気付いているかどうか
kourei_jiko_car　
お盆休みのタイミングにあわせて日産自動車が「みぎあしは」を合言葉に、高齢ドライバー（親世代）の運転をチェックしましょうという啓もうを行なっていたわけですが、高齢ドライバーの運転スキルに関する衰えについては、実際の運転を見ずともわかる部分あり。
たとえば、バンパーやホイールの縁に注目してほしいと思うわけです。これまで、バンパーやホイールをこすったことがないようなドライバーでも、高齢になってスキルが落ちてくると、ホイールにガリ傷がついていたり、バンパーの下側など見えづらいところに傷が入っていることが多いような気がするのです、経験則ですが。

ハインリッヒの法則ではありませんが、そうしたちょっとしたミスは大きな事故を予見させるものですし、まして若いころはクルマを大事にしていたようなドライバーが小傷を見逃しているというのであれば、小傷をつけたことさえも認知できていないという恐れもありといえるわけです。パッと見で、クルマがボロくなっているように感じたら、細かい部分のチェックと、その理由を聞くだけで運転スキルの衰えが検知できるかもしれないと思う次第。







また、運転スキルが衰えてくるとアクセルワークによって速度を保つことが難しくなるよう。アクセルを踏み込みすぎて速度オーバーの状態が続いているケースもあれば、動体視力の衰えから速度を出すことが難しくなるケースもあるとのこと。農道をゆっくり走っている軽トラなどには後者のケースも少なくないと聞きます。それでも、そうした地域ではギリギリまで運転しないと生きていけないのも事実かもしれませんが。
ところで、運転免許の高齢者講習で実施される認知症検査によって認知症であることが判明したケースなども実際に知っていると、本当に危険なレベルについてはフィルターとして高齢者講習が機能していると思うわけです。生活に必要なエリアにおいて許容すべき最低限の運転スキルを有しているならば、移動権を確保することは人権問題でもあるわけで、免許返納で簡単に解決できる問題ではないと思うわけです。ベストといえる解決策としては、レベル5の自動運転車をシェアリングして運用するといったところになるのでしょうけれども。それも技術的には、もう少し時間がかかりそうですので……。



-----------------
精進します。
　　




人気ブログランキング
タグ ：
#高齢ドライバー
#交通事故
#日産
#認知症
#助手席孝行
#自動運転
#ハインリッヒの法則