まもなく販売終了を公式サイトで赤文字発表。シビック・タイプRの未来は?

2019-08-06 (2) 
すでに各所で話題となっておりますが、ホンダの公式サイトで「CIVIC TYPE-R」のページを開くと、そこに衝撃的な赤文字が並んでいるのでした。

※まもなく販売終了となります。詳しくは販売会社にお問い合わせください。
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既報の通り、ホンダはイギリスの生産工場を閉鎖する発表をしているのですが、いま世界のなかでシビックのハッチバックボディを作っているのはイギリス工場だけ(のはず)。つまり、このボディを使うのであればシビック・タイプRの生産が終了するのは既定路線。それにしても、工場の閉鎖は2021年の予定ですから、シビック・タイプRが生産中止になってしまうのは、いくらなんでも早すぎる印象。そして、同じくイギリスで生産しているシビック・ハッチバックのペーには「※一部タイプ・カラーがお選びいただけない場合があります。詳しくは販売会社にお問い合わせください。」と書いてあることからすると、ハッチバック系ボディになんらかの改良が施されるのに合わせて調整中といった予想をするのが妥当かもしれません。
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いずれにしても、高出力エンジンを量産することが許される社会情勢でもなければ、先進安全装備を持たないスポーツカーが認められる時代でもなく、現行のFK8型タイプRのコンセプトというのは時代遅れ感も否めないところ。もし、ボディに改良が加わるのであればシビック・タイプRにも「ホンダセンシング」の標準装備化は望みたいところであります。

ところで、聞いた話によるとシビック・タイプRが搭載している2.0リッター直噴ターボエンジンはアメリカで生産しているそうで。ならばアメリカのシビックにラインナップされているクーペボディに、タイプRのエンジンを載せた仕様を用意すればいいのでは? とは前々から思っているところ。クーペのタイプRというとインテグラのイメージが強いかもしれませんけれど……。そもそも”FF最速”にこだわることがホンダの将来的なブランディングにつながっているとも考えづらいというのは正直な印象。個人的には、モーターアシスト付きのターボエンジンとローファイナルと組み合わせた10速ATのパワートレインで、駆動方式はリア寄りのトルク配分を可能としたAWD。パドルシフトで任意のギアポジションを選ぶといった乗り方を楽しむといった風に、どこかF1のテイストを感じさせるスポーティカーが、いまのホンダ・ラインナップには必要なのかなと思ってみたりするのですが、さて?

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精進します。
  




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