2008年には半々だったセダンとSUVトラック比率、2018年は31:69に!

こちらの画像は、トヨタが北米で販売しているピックアップトラック「タンドラ」でありますが、唐突にピックアップトラックの画像を出したのは、先日トヨタが決算にあわせてプレゼンテーションを行なった『もっといいクルマづくりの中で磨き上げる競争力(リンク先はPDF)』の中に興味深い数字が載っていたから。
それは資料7ページ目の左上。お客様嗜好の変化という項目の中に<米国市場の車種構成比>が2008年と2018年の比較で載っているのでした。アメリカ市場でいうセダンにはおそらくスポーツカーなども含むはずですが、それとSUVを含むトラックという分類での比較ですが、2008年は50:50だったのに対して、2018年ではセダンとSUVトラック比は31:69となっているのでした。世界的なSUVブームとはいいますが、アメリカ市場に限った話とはいえ、こうして明確に増えている数字を見ると、もはやブームではなくセダンを軸とした自動車の世界観が終焉に向けっていると考えるべきタイミングになっていると思ってみたり。

こちらの画像は、トヨタが北米で販売しているピックアップトラック「タンドラ」でありますが、唐突にピックアップトラックの画像を出したのは、先日トヨタが決算にあわせてプレゼンテーションを行なった『もっといいクルマづくりの中で磨き上げる競争力(リンク先はPDF)』の中に興味深い数字が載っていたから。
それは資料7ページ目の左上。お客様嗜好の変化という項目の中に<米国市場の車種構成比>が2008年と2018年の比較で載っているのでした。アメリカ市場でいうセダンにはおそらくスポーツカーなども含むはずですが、それとSUVを含むトラックという分類での比較ですが、2008年は50:50だったのに対して、2018年ではセダンとSUVトラック比は31:69となっているのでした。世界的なSUVブームとはいいますが、アメリカ市場に限った話とはいえ、こうして明確に増えている数字を見ると、もはやブームではなくセダンを軸とした自動車の世界観が終焉に向けっていると考えるべきタイミングになっていると思ってみたり。
たとえば、従来はセダン的なクルマを基本としてSUVなどのバリエーションを増やしているのですが、いま時点で開発している次世代モデルについてはSUVを基本としてプラットフォームを作り、そのバリエーションとしてセダンを展開するようになるという話になるのでは、と思うわけです。具体的には、セダンを基本とするとSUVとして車高を上げたときにサスペンションアームのジオメトリなどでネガが出たりするわけですが、SUVのロードクリアランスをベースにシャシーを開発して、そのローダウン版としてセダンが存在するといった主従関係の逆転が起きてくる(いる)のではないかということでもあります。そういえば、SUBARUの新世代プラットフォームであるSGPではSUBARU XVなどのSUVを考慮したプラットフォームになっているというエピソードを聞いたこともありましたので、すでに自動車メーカーの中では逆転が当たり前になっているのかもしれませんが……。
-----------------
精進します。


-----------------
精進します。



