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インパネ中央のオーディオスペースは小さめの2DINサイズに見えるが……
コチラの画像は新型タントのインパネ。エアコンがマニュアル式なあたりからベーシックグレードのそれと想像できるでしょうが、それでも左右エアコン吹き出し口あたりの加飾や助手席前トレイやドアトリムのキルティング風の意匠には、単なる道具ではなく生活を彩るパートナー的な意思が感じられるのでは?

それにしても、この手のダッシュボード上に配置した薄型デジタルメーターというのも一大勢力となってきた印象。まあ、主にホンダのスライドドア車に多いというだけかもしれませんけれど。

さて、新型タントのインパネ中央には、明らかに「ナビを入れてほしい」と主張する2DINスペースが空けてあるわけですが、じつはディーラーオプションとして用意されている純正ナビゲーションはこのスペースをはみ出す9インチの大型画面タイプ。日産デイズのディーラーオプションナビが軽自動車として初めて9インチの大画面ナビを実現したわけですが、早くもフォロワー登場といったところ。

もちろん日産を見てから動き出したのでは間に合うはずもありませんから、ダイハツとしては軽自動車初を狙っていたのは間違いないはずで悔しい思いもありそう。一般論として、ディーラーオプションの後付けナビはラインオプション(メーカーオプション)より開発の時期を後ろにできるというメリットはあるのですが、さすがに数か月という期間では開発できるはずありませんので。さらにいえば、これほどの大型画面のユニットを収めることになると奥行などなど基本骨格の部分で考慮する必要があるでしょうし。

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こうなってくると軽自動車トップをひた走るホンダN-BOXも9インチ級のナビを用意せざるを得ない状況になってくるのか。それとも軽自動車で大型画面ナビというのはコストバランス的に受け入れられないのか、クルマの売上だけでなくディーラーオプションのセールス状況についても一年後あたりに調べてみたいと思ったりするのですが、Dオプの状況ってなかなか数字が出てきづらいので難しいだろうなと思ってみたり、みなかったり(汗)

ちなみにタントの9インチナビの税抜き本体価格は18万3000円で、パネルやアンテナは別売りだそうですから、実際に取り付け工賃まで含んで考えると上級グレードを狙うようなユーザーでなければ予算オーバーするのでは? と感じるのでした。バックモニターを映す機能であれば5万円程度のディスプレイオーディオでも対応できますし、それでもインパネの雰囲気としては十分な気もしますので。


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精進します。
  




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