パキスタンで製造される660ccのアルト。エントリーグレードには後席シートベルトがない
軽自動車のようなクルマが海外で生産・販売されていることは少なくないのですが、ついに軽自動車の規格にまんま収まった(ボディサイズ、エンジン排気量とも規格内)のモデルが海外で生産される時代になったそうで。それがパキスタンで製造されるスズキ・アルト。まさに現行モデルで、右ハンドル仕様。エンジンもR06A型ですから、日本仕様がそのまま作られているようにも思えますが、さにあらず。

プロモーションビデオを見ていると、エントリーグレードのVXでは後席シートベルトが省略されているようですし、オーディオも2DINボディにスピーカーを内蔵しているタイプで、ホイールもスチールがむき出し(カバーなし)であります。これはこれで潔いというか、いかにもアルトらしい無駄のないプリミティブさに魅かれたりするのですが、マニアックすぎるでしょうか(汗)
 
上級グレードになると後席シートベルトも備わりますし、オーディオもグレードアップしている模様。それにしても、このムービーの印象でいえば、アルトバンの後席を乗用タイプに変えた仕様という風に感じるのですが、いかがでしょうか。

最上級グレード「VXL」になるとホイールキャップや電動格納ミラー、パワーウインドウにディスプレイオーディオが備わる模様。インテリアも2トーンタイプが採用されて、たしかに上級感を匂わせる仕様になっております。そして、全グレードにおいてテールゲートに赤い文字でグレード名を示しているのが、スポーティな演出で気になるところ。このあたり、日本で考えるベーシックなアルトとはユーザー層、ターゲット層が異なるのでありましょう。

個人的に気になるのは、現地の道路事情に合わせて最低地上高をあげているという点。環境に対してどのくらいアジャストしているのかを、現地ドライブで確認してみたいと思った見みたりするのですが、さすがにパキスタンに行く機会はなさそうです。そもそもパスポートも切れたままでありますので(汗)

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精進します。
  




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