左から28度、150度、52度。焦点距離ではなく角度表示なのに注意
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2019年内にハンズオフ機能付きADAS(先進運転支援システム)をローンチするのはBMWと日産(プロパイロット2.0)ですが、奇しくも両社がメインセンサーとして使っているのがZFのトライカム(三眼カメラ)。同じような画角のレンズを3つならべてワイドに前方の状況を見ようという考え方もありますが、ZFのトライカムは3種類の画角を並べることで、近距離から遠距離までの情報をまんべんなく得ようというアイデアであります。

そのトライカムの実物を、先日開催された「人とくるまのテクノロジー展2019横浜」にて見ることができたので、説明員の方に画角をうかがってみると左から28度、150度(魚眼)、52度となっているそう。150度の対角画角というと、35mmフィルム相当の焦点距離でいうと6mmになるはずですから、いやはやどんな映像になっていて、どのように認識しているのかまったく想像できないわけです。逆にいうと、こうした人の眼や脳では処理できないレベルの画像データを活用できるからこそADAS(と、その先にある自動運転)が人のミスをカバーできるわけですし、将来的には人間の能力を超えた安全な移動を実現するのでありましょう、などと思うのでありました。



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精進します。
  




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