運転操作をクルマに任せて手放しはできるけれど、監視はドライバーの担当なのでよそ見はNG
BMWジャパンが、この秋頃から販売するモデルに「ハンズ・オフ機能」付きの運転支援システム(自動運転レベル2)を搭載すると発表。実際に試していないので、発表された文言から想像するに渋滞での追従時にハンドルを握っていなくとも、ACCと車線維持を機能させ続けることができるといったものといえそう。
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ただし、BMW自身がレベル2の自動運転と明記しているように、手放し運転が可能といっても本を読んだり、スマホを見たり、ディスプレイを注視したりといった動作はNGでありましょう(これらが許されるのはレベル3以上の自動運転)。

ただ、実際のシチュエーションでいうと手放し運転が可能になったのは、より安全に運転支援システムを利用できるとも感じる部分あり。現状は、ACC作動時に手放し運転をしていると15秒~65秒でACCや車線維持機能がキャンセルされてしまうので、少なくともハンドルに手を添えたり、握ったりしていなくてはいけないわけ。主に舵角センサーが反力や抵抗から手を添えていることを検知するわけですが、レベル2ということは人間の操作がオーバーライドしてしまうシステムであって、車線維持機能を優先させるには手放し運転を容認するほかないから。まあ、人間側のオーバーライドで挙動が乱れるといった状況は、居眠りなどが考えられるので、機械を優先する以前に、その対策が必要なのではありますが……。





それにしても車線維持機能が登場する以前は蛇行などから居眠り運転を検知するアルゴリズムを作っていたわけですが、車線維持機能によってそのアルゴリズムでは判別できないとなったら、やはりドライバー監視カメラが必須ということになりそう。安全のためにコストが上がるのは仕方ないこととはいえ、このあたりの機能が義務化されると車両価格がますます上昇してしまいそうです(汗)

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精進します。
  




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