初代・2代目を所有したこともあるハイブリッド専用車「インサイト」が3代目として復活

会場入り口に置かれた新型インサイトは2代目と初代(室内)モデルを従えて、その成長ぶりをアピール。初代ではインテークが開いているだけだったフロントグリルがどんどん立派になっているのは時代の要請かもしれませんが、それでも2代目と新型を並べて見ると、どこかインサイトとしての共通性があるように思えるのは気のせいでしょうか。
それにしても、初代インサイトの懐かしさといったありません。展示車両は5MTで、自分自身もMTのインサイトを所有していましたから、新型インサイトの試乗前に、初代インサイトの走行抵抗の少ないフィーリングを思い出してみたり。高速走行中にクラッチを切っても速度がほとんど落ちないと感じるほど走行抵抗の小さな特別なクルマでした……。

さて、3代目インサイトのティザーが始まった頃、歴代インサイトのオーナーとして見ても購買欲はそそられないといったエントリを上げたこともありますが、実際に乗ってみるとハイブリッドとしての特別感はまったく感じられない別物に仕上がっているのを確認。初代は前述のように驚異的な低抵抗の走りでしたし、2代目は燃費性能のためにドライバビリティを犠牲にしたようなギクシャク感もあって、いずれもハイブリッドという特別なクルマであることを示していたように記憶するところですが、新型インサイトはそうした特別感(悪くいうと違和感)を完全に排除していて、良い意味で「普通のクルマとしてよくできている」と評価できると感じたわけです。
2代目インサイトの「安価なハイブリッドカー」というイメージを持っていると、300万円を超える価格は論外に高く感じるでしょうが、乗ってみると価格以上の価値ある走りを実現しているクルマだとも思うわけで、選択肢の外に置いてしまうのはもったいない出来映えとも思うところ。個人的にはプラグイン機能がないことで選択肢の外にしているのですが、バッテリーを小さめにしているから1370~1390kgという割合に軽めの車重に仕上がっている部分もあって、それが走りの良さにつながっているでしょうから、そのあたりを無視してプラグイン化を望むのは新型インサイトの成り立ちからするとナンセンスな思い込みなのかもしれません。
そう思えば、新型インサイトを手に入れて自分のカーライフにおいて歴代インサイトをコンプリートするというのも悪くないな、と思ってみたり。
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精進します。



2018年12月に発表されたホンダの3代目インサイト、シビック系のプラットフォームに1.5リッターi-MMD(2モーターハイブリッド)を組み合わせた4ドアセダンとしての復活であります。そんな新型インサイトのメーカー主催試乗会が開催されたので、元インサイト(初代&2代目)オーナーとしては開催初日に突撃であります。山本晋也 【Yamamotosinya】@Ysplanning
新型インサイト、想像以上に「良いクルマ」でした https://t.co/WDT5WTfV4r
2019/01/23 10:39:29
会場入り口に置かれた新型インサイトは2代目と初代(室内)モデルを従えて、その成長ぶりをアピール。初代ではインテークが開いているだけだったフロントグリルがどんどん立派になっているのは時代の要請かもしれませんが、それでも2代目と新型を並べて見ると、どこかインサイトとしての共通性があるように思えるのは気のせいでしょうか。
それにしても、初代インサイトの懐かしさといったありません。展示車両は5MTで、自分自身もMTのインサイトを所有していましたから、新型インサイトの試乗前に、初代インサイトの走行抵抗の少ないフィーリングを思い出してみたり。高速走行中にクラッチを切っても速度がほとんど落ちないと感じるほど走行抵抗の小さな特別なクルマでした……。

さて、3代目インサイトのティザーが始まった頃、歴代インサイトのオーナーとして見ても購買欲はそそられないといったエントリを上げたこともありますが、実際に乗ってみるとハイブリッドとしての特別感はまったく感じられない別物に仕上がっているのを確認。初代は前述のように驚異的な低抵抗の走りでしたし、2代目は燃費性能のためにドライバビリティを犠牲にしたようなギクシャク感もあって、いずれもハイブリッドという特別なクルマであることを示していたように記憶するところですが、新型インサイトはそうした特別感(悪くいうと違和感)を完全に排除していて、良い意味で「普通のクルマとしてよくできている」と評価できると感じたわけです。
2代目インサイトの「安価なハイブリッドカー」というイメージを持っていると、300万円を超える価格は論外に高く感じるでしょうが、乗ってみると価格以上の価値ある走りを実現しているクルマだとも思うわけで、選択肢の外に置いてしまうのはもったいない出来映えとも思うところ。個人的にはプラグイン機能がないことで選択肢の外にしているのですが、バッテリーを小さめにしているから1370~1390kgという割合に軽めの車重に仕上がっている部分もあって、それが走りの良さにつながっているでしょうから、そのあたりを無視してプラグイン化を望むのは新型インサイトの成り立ちからするとナンセンスな思い込みなのかもしれません。
そう思えば、新型インサイトを手に入れて自分のカーライフにおいて歴代インサイトをコンプリートするというのも悪くないな、と思ってみたり。
唯一、気になったのはボディの中央(Bピラーの根本あたり)の剛性感が、ちょっと緩めでピッチングの原因になっているような印象がある点。もっとも、この部分は衝突安全性のためにあえて弱くしているそうですから、これまた気にしても致し方ないようであります(汗)山本晋也 【Yamamotosinya】@Ysplanning
ニューモデル速報 第580弾 新型インサイトのすべて (モーターファン別冊 ニューモデル速報) を Amazon でチェック! https://t.co/kLJLThibmK @さんから
2019/01/23 09:55:16
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精進します。



