ディーゼルゲートの影響を切り捨て、グループのイメージリーダーとなるか
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2015年に発覚した、いわゆる「ディーゼルゲート(不正事件)」により棄損したブランド価値を取り戻すべくフォルクスワーゲングループとしてEVシフトを進めているという印象が強い昨今でありますが、グループにおけるテクノロジーリーダーといえるポルシェが、脱ディーゼルを宣言した模様。
記事にもあるように、もともとポルシェのラインナップというかビジネスとしてはディーゼルに頼る部分は少なかったでしょうから、脱ディーゼルを宣言するのはブランディングとしてはポジティブな要素しかないと判断したのでしょうし、フォルクスワーゲングループとして先行してディーゼルが卒業するというスタンスもブランドとしてはプラスになるというわけでしょうか。純粋にビジネス的な要因での脱ディーゼルであればこうして宣言する必要もないわけで。そして、ポルシェの脱ディーゼルをきっかけに、フォルクスワーゲングループ全体としてのEVシフトを明確化していくことで、グループのブランディングに寄与させるという狙いもあるはず。脱ディーゼル宣言が、ポルシェおよびフォルクスワーゲングループのブランド価値を高めると判断するための様々なリサーチ結果が、他メーカーにも通じるのだとすれば、乗用ディーゼルが消えてしまうことはないにしても、ふたたびかつてのような地味なポジションになってしまう可能性は少なからず、と感じてしまうのでありますが、さて?

そんなタイミングで、ずいぶん前にYouTubeにアップしていたメルセデスのディーゼルエンジンに興味深いコメントをいただいたのも、偶然ではないのかもしれません……。

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精進します。
  




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