ランエボで追求した四輪制御の理想像が、電動化によって完成する!
第45回 東京モーターショーにおける三菱自動車ブースの主役は、紛れもなく『MITSUBISHI e-EVOLUTION CONCEPT』。世界初公開された、このクロスオーバーモデルは3つのモーターを持つ電動4WDの駆動系を持っているのが最大の特徴でありましょう。
後輪を左右独立モーターで駆動することによるトルクベクタリングというのは、すでにホンダ・レジェンドにおいて実現している技術ではあります。多板クラッチを用いたデフの時代から、この分野において激しく競争しているSH-AWD(ホンダ)とAYC(三菱)は、いずれも電気駆動になっても積み重ねてきたノウハウを活かしているというのは、なんとも印象的。電動化による自由度が高まったことが理想を追求しやすくなっているであろうことは想像できるのですが、エンジニア氏のリアルな実感を聞いてみたいと思ったりするところでもあります、ハイ。
ただ、電動ブレーキが片押しキャリパーに見えるのは、ショーモデルとしては少々寂しく感じてみたり(汗)
精進します。
第45回 東京モーターショーにおける三菱自動車ブースの主役は、紛れもなく『MITSUBISHI e-EVOLUTION CONCEPT』。世界初公開された、このクロスオーバーモデルは3つのモーターを持つ電動4WDの駆動系を持っているのが最大の特徴でありましょう。
左右のトルクベクタリング(トルク移動)により、駆動力によってヨーコントロールを自在に行なうというのが、三菱がランサーエボリューションにおいて実現、ブラッシュアップしてきた独自技術といえますが、まさに電動化がその理想的な制御を可能にしたというわけ。さらにブレーキまで電動化というのが、いかにも三菱のコンセプトカーらしいところでは?フロントに1機のモーターと、リヤに新開発の「デュアルモーターAYC」*1で構成するトリプルモーター方式の4WDシステムに、三菱自動車が誇る車両運動統合制御システム「S-AWC」*2を適用しました。また、ブレーキキャリパーも電動化させることで、四輪の駆動力・制動力を高応答・高精度で制御し、旋回性能とトラクション性能を大幅に向上させました。EVならではの精度が高くレスポンスのよい制御により、前後G・横Gが小さい領域から効果を発揮し、日常走行からスポーツドライビングまで全ての領域で、クルマとの一体感がある安全で快適なドライビングを可能とします。*1・・・Active Yaw Control の略。*2・・・Super All Wheel Control の略。
後輪を左右独立モーターで駆動することによるトルクベクタリングというのは、すでにホンダ・レジェンドにおいて実現している技術ではあります。多板クラッチを用いたデフの時代から、この分野において激しく競争しているSH-AWD(ホンダ)とAYC(三菱)は、いずれも電気駆動になっても積み重ねてきたノウハウを活かしているというのは、なんとも印象的。電動化による自由度が高まったことが理想を追求しやすくなっているであろうことは想像できるのですが、エンジニア氏のリアルな実感を聞いてみたいと思ったりするところでもあります、ハイ。
ただ、電動ブレーキが片押しキャリパーに見えるのは、ショーモデルとしては少々寂しく感じてみたり(汗)
精進します。