新型カングーZ.E.は航続距離が伸びて、充電時間が短縮される
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電気自動車といえば目立っているのはアメリカのT社かもしれませんが、数を売っているという意味でのトップランナーといえるのはルノー日産。そして欧州でもっとも売れている商用電気自動車が、このルノー・カングーZ.E.なのだそうで。

そのカングーZ.E.がマイナーチェンジで航続距離を270km(従来は170km)に伸ばしたという発表あり。もちろん270kmというのはNEDCでの測定値でありますが、リアルワールドでも一充電で120~200kmは走れるようになったということをアピールしております。ちなみに、従来型ではリアルワールドで走れるのは80~125kmだったそうですから、いずれにしても実用性が上がっているといえそう。ラストワンマイルのデリバリー用途と考えれば、まずまず妥当な進化でしょうか。

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当然ですが、航続距離を伸ばしたのはバッテリーの進化が大いに貢献しているところで、新しい高エネルギー密度のバッテリーにより総電力量を33kWhとしているそう。なお、バッテリーのサプライヤー(共同開発のパートナー)はLGケミとアナウンスされております。

さらにモーターも高効率の新型「R60」(ルノー内製)で、制御系と合わせて航続距離を伸ばすのに+になっているとか。

もうひとつ、見逃せないのが充電に関する進化。新世代のAC充電器は7kW(32A、230V)で、33kWhのバッテリーを一晩(約6時間)でエンプティからフルまで充電できるといいますが、さらに1時間で35km走行程度の充電が可能というのがセールスポイント。急速充電でなくても、ランチタイムの間にそこそこの充電ができるのは、実際のビジネスユースで有効といいますが、さて?
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というわけで、以下ルノー・カングーZ.E.の気になるオフィシャルフォトを並べておきましょう。
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商用バンらしく様々なボディバリエーションがあるようで、環境対策の建前的に売られているのではなく、本当に使われているゼロ・エミッション商用バンという事実を実感するのであります、ハイ。


精進します。
  




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