スーパーハイト軽ワゴンのアドバンテージは室内高か、スライドドアか、はたまた…
2016-10-14-14-26-37
余裕でティッシュボックスを飲み込んでいるのは、ダイハツ・ウェイクの運転席側インパネアッパーボックス。いまや軽自動車の主流となっているスーパーハイト軽ワゴンにおいて、センターメーターを採用しているダイハツのタントとウェイクにおいては、この部分の収納がライバルに対する差別化ポイントとなっております。もっとも売れている軽自動車、ホンダN-BOXはオーソドックスなメーター配置なので、この収納スペースが売れるためのマストであるとは言えないまでも、いわゆるMクラスミニバンにおいてはインパネアッパーボックスは日産セレナ、ホンダ・ステップワゴンと備わっており、スマートフォンや財布などの置き場として、日常的に「欠かせない」と感じているユーザーも少なくないのでは?

仮にそうした絶対的なニーズを持つ層が一定数いるのだとすると、スズキが新型ワゴンRにおいてセンターメーターを採用、インパネアッパーボックスを用意してきたのは、他社のスーパーハイト軽からユーザーを獲ってこようという意思の現れだと思ってみたりするのでありますが、はたして?

そんなことを思ったのは、ダイハツのムーヴキャンバス発表時に「スライドドア世代のユーザーには、ヒンジドアでは選択肢に入らない」といった旨の話があったのを思い出したから。スライドドアにするとコストアップ(高価)になるし、重量もかさむ(燃費に不利)という明確なデメリットがあったとしても、慣れた動線を譲れないと思うユーザーにとって、クルマ選びにおいて「スライドドアでなきゃ!」といった優先順位があるということなのです。

インパネアッパーボックスにそれほどのプライオリティがあるとは思えないまでも、ライバルとの差別化としては、チャレンジする価値があるのかもしれない、そんな風に感じる今日このごろでありました。その意味では、目線の慣れよりも重要な要素かと思うのは、多くのドライバーがそれほどメーターを注視してはいないだろうという、ちょっとさみしい予想によるところもあるのですが(汗)

精進します。
  




人気ブログランキング