最悪、コンロッドがシリンダーを突き破るという壮絶な不具合へのリコール

その思想としてはスバル唯一のダウンサイジングターボエンジンであり、実質的にレヴォーグ専用となっているFB16ガソリン直噴ターボに、ECUが不適切というリコールです。
それにしても、ハイパワー系ではない(FB16ターボの最高出力は125kW)、ダウンサイジング指向の直噴ターボで、「足が出る」ようなエンジンブローが起きるというのは、直感的には不自然にも思うわけですが、もともとレギュラーガソリンで圧縮比11.0という、いくら直噴ターボといえどもノッキングに厳しいプロフィールですので、ギリギリの線を狙っているエンジンであることは間違いなく。何らかのリミットを超えてしまったということでしょう…。
スバルFB16に限らず、最近のエンジン制御においてはノックセンサーなどを用いて管理しているので、こうしたトラブルは避けられるというイメージもありますが、いやいやどうして効率を追求するということは、ハイパワーを要求するのと同様のギリギリの世界なのでありました(汗)
精進します。



その思想としてはスバル唯一のダウンサイジングターボエンジンであり、実質的にレヴォーグ専用となっているFB16ガソリン直噴ターボに、ECUが不適切というリコールです。
国土交通省@MLIT_JAPAN
【#リコール】平成29年2月23日、富士重工業(株)から「スバル レヴォーグ」のリコール届出がありました。使用者には同社からダイレクトメール等で通知されます。速やかに改善措置を受けて下さい。詳細はこちらhttps://t.co/q00stZ94IB
2017/02/23 18:00:25
山本晋也 【Yamamotosinya】@Ysplanning
スバル・レヴォーグのリコール内容、エンジンブローとはなかなか壮絶だな https://t.co/sKXqCcLmBX
2017/02/23 15:12:54
原動機において、エンジンコントロールユニットのプログラムが不適切なため、吸入空気温度が高い状態で点火時期や燃料噴射、過給圧が適正に制御ができず、異常燃焼を起こすことがある。そのため、シリンダー内の圧力が異常に上昇しコンロッドが折損、最悪の場合、シリンダーブロックが損傷してエンジンオイルが漏れ、火災に至るおそれがある。というわけで、制御プログラムのバグにより、「足が出る(コンロッドがブロックを突き破る)」エンジンブローになってしまうというのがリコールの原因。実際、市場では2件の火災が発生しているといいますから、かなり深刻な内容なのであります。
それにしても、ハイパワー系ではない(FB16ターボの最高出力は125kW)、ダウンサイジング指向の直噴ターボで、「足が出る」ようなエンジンブローが起きるというのは、直感的には不自然にも思うわけですが、もともとレギュラーガソリンで圧縮比11.0という、いくら直噴ターボといえどもノッキングに厳しいプロフィールですので、ギリギリの線を狙っているエンジンであることは間違いなく。何らかのリミットを超えてしまったということでしょう…。
スバルFB16に限らず、最近のエンジン制御においてはノックセンサーなどを用いて管理しているので、こうしたトラブルは避けられるというイメージもありますが、いやいやどうして効率を追求するということは、ハイパワーを要求するのと同様のギリギリの世界なのでありました(汗)
精進します。



