メルセデスの次世代VANコンセプトは宅配業を変革するか?

2017年1月に開催されるCESにおいて、ダイムラーはMercedes-Benz Vision Vanをと電気自動車のConcept EQ を初めて同じブースで展示するとのこと。ブース全体としては『Connected、Autonomous、Shared&Service、Electric Drive』が4本柱となるそうで、この2台のコンセプトカーがそうしたキーワードを象徴するクルマということでありましょうか。
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IT社会だといっても、人間が存在する限り、食べ物など物理的な存在は欠かせず、物流というのは欠かせない要素。つまり、ラストワンマイルの物流を担う宅配便に使われるバンの革新は、ネット販売が増えるいま、まさに市民からのニーズが高まる分野であり、そこにモビリティとしての答えを用意することは自動車メーカーの役割なのでありましょう。



ダイムラーのMercedes-Benz Vision Vanはすでに発表されているコンセプトカーで、ジョイスティックで操るというのもユニークな電気自動車でありますが、こうした業務用車両だからこそ「Connected、Autonomous、Shared&Service、Electric Drive」といった要素を高める必然性もあるといえそう。とくにAutonomousの要素はラストワンマイル物流を円滑にするという点で、日本でも求められていく要素となりそう。

つまり日本において、自動車メーカーだけでなく、大手宅配業者も参画して、宅配用の自動運転車両の開発を進めていくべきだと思うわけです。労働者を確保することを考えるだけでは未来が見えないでしょうから。とくに宅配ということは人が乗ること前提ですので、無人運転のレベル5(SAE)ではなく、レベル3程度の自動運転で十分にカバーできると思うのですが、さて?

精進します。
  




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