10時10分に手を置いてパドルシフトを操作しようとすると小指を使うことになる

スポーツモデルに限らず、パドルシフトの採用例が増えている印象で、いまやパドルシフト前提のドライビングテクニックというかスタイルを模索することが必須といえそう。かつて、ハンドルを握るときは「スポーツドライビングでは10時10分の位置」というのが定説でしたが、その位置を握って、パドルシフトを操作しようとすると……御覧の通りに、伸ばした小指ではじくようになってしまうのです(苦笑)
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しっかりとパドルシフトを操作する前提であれば、いわゆる9時15分をホームポジションにすべきだと思う次第。そして可能な限り、ホームポジションは維持したいとも思うのです。とくにシフトダウンを担当する左手は、やはり咄嗟に操作したいシチュエーションもありえますので。
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ところで、ステアリングの回し方で「押し」「引き」といった表現もありますが、ホームポジションから手を動かさないことを優先すると、最初は押しで途中から引き、またはその逆といった力の入れ方になるわけで、押し引きにこだわる時代じゃなくなっているのかもしれません。もっとも、そこまでステアリングを回している状態でシフト操作をする必要がないともいえるので、ホームポジションにこだわり過ぎる必要はないともいえるかもしれませんが。

押し引きよりもホームポジションから動かさないことが大事

街乗りからスポーツドライビングを意識したポジションにするのはイヤだという感情もあるでしょうし、もっとリラックスしていたほうがセーフティドライブにつながるという見方もありましょう。ただ、こうしてホームポジションを意識すると、手を持ち替えなければ曲がれないようなシーンでは結果的に速度を落とさないといけなくなるので、安全運転にはつながりそうな印象も。ステアリング操作量を予想してポジションを臨機応変に変えていく手癖も効率的と思う部分はありますが、予想が外れると切り込み過ぎたるすることもありますから(汗)


何年運転していても、日々発見です。

精進します。