先日、ついに新型NSXのステアリングを握ったのでした。欠点がないとはいいませんが、と非常にポジティブな印象でありましたが、中でも低速域でも十分にメカニズムの魅力を感じられるのは、ホンダNSXらしさでありましょうか。

そうした独自の世界を生み出している原動力が、コチラ。フロントフードの下に収まる数々のメカであります。
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ほとんど冷却系が占めているように見えますが、やはりポイントは最高速度までしっかりとトルクベクタリングができるツインモーターユニット。電子制御の使い方としてはヒラヒラとしたシャシーを制御で安定させるというアプローチもありましょうが、NSXはそれ単体で作り込んだシャシーのニュートラルステア感を電子制御によってアシストするといった使い方のイメージ。そのメカニズムとしてフロントのヨーコントロールを利用しているというわけ。

そして、ふと思うのはリアサスペンションでニュートラルステアを目指した、1980~90年代のマツダ車を作った面々が、この乗り味をどのように評価するのかということ。FC、FDの両RX-7が目指したであろう「永遠のニュートラルステア」を、NSXはまったく異なる手法で実現したのではないか、そんな風に感じてしまうのでありました。

ちなみに、上のGIFを見ていただいてから、下の記事を読んでいただくと、より意思が伝わるかもしれません。モノカキとして「百聞は一見にしかず」というのはある意味で負けなのですが……(汗)


精進します。

  







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