メルセデスから直列6気筒エンジンが復活です。以前にもエントリを挙げているようにそのエンジン単体の画像が公開されております。
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新世代ストレート6エンジン「M256」のスペックは以下の通り。

総排気量:2999cc
気筒あたり排気量:500cc
ボアピッチ:90mm
ボア:83mm
ストローク:92.4mm
圧縮比:10.5
コンロッド長:140.5mm
出力:300kW
トルク:500Nm超


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もちろん過給エンジンなわけですが、ISGの採用と同時に48V化も実施。電動ターボを実現することで、ターボラグをほぼゼロにしているというのも注目。具体的には300ミリ秒で70000rpmまでターボチャージャーを回すとあります。また、ISGのスペックは15kW、220Nmとなっている模様。

それにしても、クラッシャブルゾーンを確保しやすいなどの理由から、比較的短く作れるV型エンジンをモジュール設計するのがトレンドとなっておりましたが、いろいろあってSクラスが直列6気筒に回帰したのは、直列4気筒、直列3気筒とのモジュール化を意識したからでありましょうか。気筒あたり排気量500ccという数値は、まさに2.0リッター4気筒、1.5リッター3気筒といったバリエーションを想像させるところ。割合にボアが小さめなのも横置きを考慮しているような気もしますし……。

ニュースリリースに以下の一文があるのも、そうした想像をふくらませる理由なのですが、さてはて。
The M 256 is the first member of a new family of premium petrol engines that have for the first time been systematically designed for electrification from the outset.
精進します。

  







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