ホンダ・フリード、直噴ガソリン車を市街地で走らせてみる前に、じつはハイブリッドの方で市街地を走っていたのですが、そのインカー映像を撮っているときに3分ほど独り言をしていた部分を恥ずかしながら公開(汗)

FWDと4WDの違いとしては駆動方式にとどまらず、リアサスを支えるブッシュの容量や味付けが大きく異なるため、ゆっくりと走っていても乗り味の違いを感じたのあります。とはいえ基本的にはフロント駆動のスタンバイ4WDシステム。ただし、大きくアクセルを踏み込むと後輪に駆動が流れていく感触もあるので、フロントが滑ってから駆動を送るというわけではなく、ちょっとフルタイム4WD的な印象もあり。それにしてもハイブリッド4WDというのはトヨタにとってウィークポイントであり、IPUを専用設計することでプロペラシャフトを通したフリードハイブリッドの4WDは、その努力もあって差別化に成功したのは、市場としては待望でありましょうか。

それはともかく、フリードハイブリッドは7速DCT+ワンモーターの「スポーツハイブリッドi-DCD」を採用しているわけですが、そのi-DCDの味付けが予想以上に洗練されていたのが好印象。

デビュー直後のフィットハイブリッドに乗った印象では、冷間時のギクシャク感や暖機後でも切り替えを感じる制御でありました。その後、4ドアセダンのグレイスではスムースでギクシャク感のないワンモーターハイブリッドに仕上がっていることを確認、その制御は2014年12月にマイナーチェンジを受けたフィットにも展開されたわけです。

そうして、どんどん進化していた「i-DCD」ですが、フリードではさらにスムースになっていて、もはやDCTを使っていると感じさせないほど、シームレスな加速になっていると感じたのです。とくに街乗りで多用するゼロ発進から30km/hあたりまでの速度域においてギクシャク感やステップ的な加速がうまく処理され、しっかりと加速しながらスムースネスも両立しているのは、「i-DCD」の進化を実感する部分。

最初から、このくらいの仕上がりだったら印象も変わったのでしょう。それより、ここまでのフィーリングにできるというイメージをファーストタッチの段階では想像できなかった自分に反省するばかりです(汗)

精進します。
  







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