というわけで、三菱自動車とスズキの走行抵抗値不正において、国土交通省として再試験を実施。
確認試験の結果
・三菱自動車工業、スズキとも全ての車両で排出ガス値が諸元値を下回っており、道路運送車両の保安基準に適合していることが確認された。
・三菱自動車工業製自動車の試験を行った9車種21台中、8車種15台の車両で燃費値等が諸元値に達していないことが確認された。(ガソリン車及びディーゼル車について、最大で約8.8%、平均で約4.2%下回った)
・スズキ製自動車の試験を行った26車種28台全ての車両で燃費値が諸元値を上回っていたことが確認された。
その結果は明暗くっきり。スズキは全車で測定値がカタログ値を超える燃費性能で燃費については問題なしという結論でしたが、三菱自動車はアウトランダー(ガソリン車)とパジェロ(ディーゼル車)の2車種以外はカタログ値を下回り、諸元表の修正が求められるという事態に。

これ、三菱自動車だけの試験であれば国土交通省(試験の実施は独立行政法人自動車技術総合機構)側の測定方法に問題ありという疑問も湧くところですが、スズキの数字を見る限りは、測定方法は妥当といえそうなのも三菱自動車にとっては厳しい印象であります。

もちろん、国土交通省の測定はモード燃費の計測方法に則ったものであって、リアルワールドの燃費とは異なるわけですが……。

しかし、発表されている測定値を見ていると、スズキ・アルトで38.3km/L(カタログ値 37.0)、アルトラパンで36.1km/L(同 35.6)と、これ以上は良くならないと思えそうな省燃費マシンでも、かなり良い数字を出しているのに、正直驚きなのであります、ハイ。

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精進します。



  







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