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走行抵抗値の不正というネガティブな話題で注目を集めている軽自動車マーケット。2016年5月の販売速報が軽自協より発表されておりますが、多くの報道では軽自動車全体の数字で前年同月比の落ち込みをニュースにしている模様。

しかし、日産にしろ三菱にしろ、商用車のほとんどはスズキからのOEMであって、ひとまず水島製の軽自動車の影響を見るというのであれば 軽乗用車に限った話をしなければ意味がないという気もするのでありまして。

で、その数字といえば……

●軽四輪乗用車販売速報より

三菱自動車工業:74台(前年同月比2.8%)
日産自動車:593台(前年同月比5.4%)

基本的に正規ディーラーではeK、DAYZの販売はしていないと思うのですが、それ以外に流れていたクルマが届出されたケースがあったのかもしれませんが、ひとまずそれはゼロとすると、三菱自動車工業の場合は販売停止にしていないアイ・ミーブとスズキOEMのタウンボックス(エブリイワゴン)の台数が74台ということでしょうか。日産自動車においてもDAYZをゼロとすると、同じくスズキOEMのNV100クリッパーリオ(エブリイワゴン)と在庫販売のモコ(MRワゴン)の合計台数で593台として考えると、前月の実績からして納得いく数字なのですが、さて?

そして5月18日に走行抵抗値の測定における不正を国土交通省に報告したスズキについても前年同月比84.6%(軽乗用車に限ると同78.9%)と沈んでいるのでありますが、前月比では95.7%となっており、明確な影響が出ているようには見えないのでありました。そもそも販売停止をしていないのと、しばらく「お行儀の悪い売り方(おそらく自社登録的な意味で)」をしないと宣言した影響も考慮しないといけないとは思うところでありますし…。


とはいえ、軽自動車全体のシュリンク傾向を加速させるような、走行抵抗値に関する不正問題。まだまだクリアになるのには時間がかかりそうな予感であります、ハイ(汗)

精進します。








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