
この自動車のカタチを模したテントのような物体は、ABダイナミクス社(日本法人:AB Dynamics MF JAPAN社)の先進安全システム開発用のダミー車両。本体はモーターを内蔵して自走可能な平ぺったいシャシーとなっており、その上に10分程度で組立られるフォームボディを載せることで、 仮にぶつかってしまっても開発車両を傷めることなく、衝突被害軽減ブレーキの開発などが行なえるというもの。
無線により走らせるという、このダミー車両、最高速度は70km/hで、もちろんステアリングも装備しているそうですから、衝突回避にかかわる様々なシナリオに合わせたテストができるそう。こうしたツールによる開発があってこその先進安全システムの発展なのでありましょう。
ちなみにフォームボディは、ミリ波レーダーへの反応などは金属製のボディ同様に配慮されているそうで、その形状もニーズに応じて作ることが可能といいます。さらに複数のダミー車両を同時に走行させることもできるそうですから、自動運転における複雑なシミュレーションも実験できそうで、こうした機器に対するツールは高まりそうと感じたのでありましたが、さて?
精進します。




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