三菱自動車の走行抵抗値に関する偽装・不正問題。当初は実験値を都合よく利用していたといった出来心な不正かとおもいきや、なんと実際に試験すべきところを計算値で申請していた(リリースでは「疑われる」という表現で確定情報ではないしています)という事実であれば呆れてしまうような不正であることが発表されております。


RVR4774-1

というわけで、机上計算の一例として名前が出てきたのはコンパクトSUVの「RVR」。

さて、ここまでの三菱自動車の発表を信じるとすれば、現時点において同社の”走行抵抗値”における不正には以下の3通りが認められるわけです。

1.日本の法規で求められている方法で計測していないもの
2.独自のやり方(1.に相当する内容)で計測した上でデータを都合よく利用したもの
3.そもそも計測せずに机上計算で数値を導き出したもの


最初の発表において、1.の自社方式による計測方法については1991年から行なっていたということが明らかとなっておりますが、問題は3.の机上計算値という、コスト的にも数字的にも「禁断の実」が、例外的なのか、常習化していたのか、ということになりましょうか。

eKワゴンの数字(これが偽装の原点)をベースに、eKスペースの走行抵抗値を机上計算したということもアナウンスされておりますから、例外ではないような印象も受けますし、禁断の実だけに、ハマっていたと予想されるのでありますけれど……。










精進します。








人気ブログランキングへ