Vehicle Prototype 1


自動運転・自律走行車といえば、IT企業の次なる一手となりつつあるジャンル。とはいえ、車両開発から行なうというのは、ちょっと考えづらいのであります(試作車レベルならともかく量産設備を整えるのは疑問ですので)。
ひとまず、自動車メーカーと組むという流れがあっての、自動車メーカーが単なる生産請負工場になるか、居抜きで空いている工場を利用するかといったイメージで見ているのでありますが、2016年5月3日にGoogleとFCA(フィアットクライスラー)が連携するという発表あり。

Google Self-Driving Car Project and FCA Announce First-of-its-kind Collaboration(リンク先はpdf)
 Google expands self-driving test program with the all-new 2017 Chrysler Pacifica Hybrid minivan
 FCA engineers to work alongside Google engineers to integrate self-driving technology into vehicle
 Self-driving cars have the potential to make our roads safer and make transportation more accessible for millions of people
リリースの内容を大雑把にピックアップすると、ベースモデルはクライスラーのハイブリッドミニバンで、Googleの自律走行プログラムを搭載した試験車を100台ほどを製作。単純にクルマ(ハードウェア)をGoogleに提供するのではなく、共同の研究所を設けて、そこで互いのエンジニアがコミュニケーションしながら自律走行車の開発を進める…といったところでしょうか。

これまでGoogleのセルフドライビングカー(公道実験車)は同社が独自に改良したものという認識ですが、こうして自動車メーカーとコラボレーションするということは、ハードウェアの改良などで可能なことはハードに任せることで、自律走行車の最適デザインを探るというプロジェクトへとステップアップしていくように思えますが、さて?




精進します。
  







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