
スポーツマフラーといえば性能アップというのも今は昔。保安基準適合のために加速騒音規制が入ってからのカスタマイズ用マフラーは、事実上音量を大きくできず、大幅に排気抵抗を低減することは難しい状況。
そうなると、数字で現れるパフォーマンスアップではなく(それが皆無とはいいませんが)、音質であったり、テールエンドのスタイルといった”鑑賞”的な要素での満足度がスポーツマフラーを交換する意義になってくるわけ。
こちらの画像は、東京・杉並のホンダ系ショップ「SEEKER」が開発したS660用マフラー「トライデント」でありますが、見ての通りサイレンサーからテールまでの設計は音質にこだわったもので、機能部品というよりも、楽器的であり、工芸品的であります。
楽器であるとすれば、ドライバーは演奏家となり、その演奏スタイルもマチマチでありましょう。そして楽器の評価において最大音量が重要であるはずなく、スポーツマフラーの表現方法は異なるステージに入ったということを、あらためて実感させられたのが、このマフラーの構造だったのであります。
車両に関する記事はコチラで(汗)



精進します。

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