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北米でのディフィートデバイス使用発覚にはじまったディーゼルゲートは、欧州での対策は発表したものの、北米向け車両については情報が停まっている状態。実際、現状の仕組みからするとディフィートデバイスを外して基準を満たすというリコール(改善案)が不可能なのではないかと思えるほどでありまして、どうにもならないのかもしれません。

そんな状況に業を煮やしたのか、当初はさほど影響がないと思われていた北米市場でもフォルクスワーゲンの売上が急落しております。

同社のアメリカ現地法人の発表データを見ると、2015年11月の販売台数は前年同月比マイナス24.72%の2万3882台。ただし、その内容を見ていくと、ティグアンやゴルフGTI、e-ゴルフといったモデルが前年同月比で伸びているものの、普通のゴルフやパサート、ジェッタといった主力モデル、そしてアメリカ文化といえるほど溶け込んでいるビートルのいずれもが大幅減になっているのでありました。

とくに落ち込みが激しくみえる車種をピックアップすると次の通り。

ゴルフ マイナス64.0%
ゴルフスポーツワゴン マイナス54.0%(ジェッタスポーツワゴンの前年データとの比較)
パサート マイナス60.4%
ビートルクーペ マイナス49.6%


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全体としてのマイナス24.72%が可愛くみえるほど、フォルクスワーゲンの象徴する主力モデルが落ち込んでいるのでした。台数ベース、売上ベースでいえば、利益率で有利なSUVが売れていればいいという見方もありましょうが、ゴルフやパサートの落ち込み方は、ブランド毀損の面からかなり深刻といったイメージを受けるところ。

もっとも、日本国内の推移においても、問題の発覚した9月は前年同月比マイナス9.1%、10月に同マイナス48.0%まで落ち込んで、11月は同マイナス31.8%と回復しているようにも見えますから、US市場も同様のムードで動いているのかどうか。日米ともに12月のデータを見てみないと瞬間風速的なのか、大きなトレンドになるのか、判断できないところであります。


参考リンク:VOLKSWAGEN OF AMERICA REPORTS NOVEMBER SALES
http://media.vw.com/release/1113/ 


精進します。

 








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