合計3個のモーターと、総電力量12kWhのリチウムイオン電池を積む、まさに電気自動車よりのプラグインハイブリッドカーが、三菱のアウトランダーPHEV。先日のマイナーチェンジで顔つきを大きく変えてシャープになっております。
そのせいではないでしょうが、最近とみにアウトランダーPHEVが電気自動車界ではヒール的なキャラクターになっているのを感じるのでした。
その理由は、急速充電に関するもの。
高速道路のサービスエリアなどに電欠寸前の電気自動車が到着しても、備え付けの急速充電器をアウトランダーPHEVが使っていると、それなりに待つことになります。
アウトランダーPHEVからすれば、急速充電を活用することが前提のパワートレインなのでありますが、一方で電気自動車から見ると「2.0リッターエンジンを積んでいるのだから、充電せずに、ハイブリッドカーとして走って欲しい」と感じてしまうのも当然でありましょう。
ちなみに、ほかの国産プラグインハイブリッドカー(アコードやプリウス)は急速充電に対応していないので、こうした問題は起きませんし、『ハイブリッドカーとして走ることができるのだから、急速充電器を使ってしまうのは、電気自動車ユーザーに申し訳ないという理由で普通充電だけにしている』と開発者が考えているとも聞いております。
もっとも、アウトランダーPHEVの場合は、他のプラグインハイブリッドよりバッテリーの電力量が大きく、AWDのせいもあってかハイブリッドカーとして走ったときの燃費性能がイメージから期待するほどではなく、それゆえオーナーは急速充電器を使いたくなるのでありましょう。だとすると、ハイブリッドモードでの燃費性能向上が、問題を解決するのであり、逆に重量級モデルが目先の燃費性能を上げるためにプラグインハイブリッドとして、なおかつ急速充電対応にすると、同様の問題が大きくなる可能性もあるのかとしれません。
たとえば電気自動車はチャデモ、プラグインハイブリッドはコンボといった具合に、コネクタ形状を使い分けるといったアイデアは、こうしたトラブルを減らすための、ひとつの手かもしれませんが、それはそれで無駄や問題が発生するのは容易に想像できるのでもあります(出汁)









