
こちら、先日コクピットに座る機会のあったCHEVROLET CORVETTE Z06(7速MT)のABCペダル。7速もの変速段を持っているということは、それだけABCペダルを操作することも多いのでありましょう。485kWという大出力をコントロールするのも、このペダルでありますし、そうしたパフォーマンスやいかつい外観からすると1380万円という価格は”リーズナブル”なのかもしれないと(座っただけですが)感じさせる迫力のある一台でもありました。
それはさておき、このABCペダルで気になるのはオルガン式(床にヒンジがあるタイプ)のアクセルペダル。巷間、オルガン式ペダルではスポーツドライビングに欠かせない「ヒール&トゥ」がやりづらいなどという話も耳にします、目にします。
では、実際にはどうなのか? エンジン本来のレスポンス(鋭すぎても鈍くてもやりづらいものです)や、いまどきの制御でありがちなECUによる回転合わせといった要素は無視して、あくまでペダルレイアウトだけでいえば、少なくとも『オルガン式だからといってやりづらいことはない』というのが持論。
たしかに吊り下げ式の感覚で、オルガン式のアクセルペダルをあおると、稼働位置の違いなどから若干重く感じることもあるかもしれませんが、逆にオルガン式であれば、よりヒンジに近い部分をカカトで踏みやすいのでペダルストロークは少なくて済むというのはメリット。
もっとも、画像のコルベットなどはアクセルペダルの先端側を踏めるので、オルガン式らしさは、どちらの要素も意識させられないのですが…。
いずれにせよ、わずかな差だとは思うところでありますし、違いがあったとしても、まさしく一長一短なのでありまして、どちらが有利というのはないだろう、と思うわけです。もちろん、ドライバーの慣れに対するマッチング差はありましょうが、それはドライバーの事情であってペダル配置の優劣を一般論化できる要素ではないのでありましょう(個別のドライバーが好き嫌いで選ぶのは、好みの話なので違うベクトルでの評価になりましょうし)。
そうした意味で、個人的にチェックしているのは、アクセルペダルとブレーキペダルの位置関係。
ABペダルの距離やストローク、とくにブレーキペダルを目一杯踏み込んだ状態でアクセルペダルの高さがブレーキペダルより手前になっているとアクセルをあおるのに、ブレーキ踏力が抜けやすくなるなど、操作の難易度が増すという印象あり。
ただし、フルブレーキではなく、日常ドライビングの中でヒール&トゥを楽しむには適度にアクセルペダルが手前にあったほうがやりやすいというケースもあるでしょうから、ドライバーの官能評価を数値化するというのは難しそうでありますが、さて?
精進します。

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「トー」のことを「トゥ」って言うのは「ヒール&トゥ」の他では聞いたことがないです。