世界トップを狙う自動車メーカー、独フォルクスワーゲンが日本市場で苦戦しております。
JAIA(日本自動車輸入組合)のデータを見ると、 5月までの2015年のシェアはメルセデスが19.61%(26,334台)でトップ、フォルクスワーゲンは18.04%(24,233台)と差を付けられているのが現状。もちろん、フォルクスワーゲングループとしてはアウディも含めての勝負かもしれません。
前年同期比でいえば、メルセデスが113.2%と伸びているのに対して、フォルクスワーゲンは80.2%と減っているのを見ると、フォルクスワーゲンが苦戦しているのは間違いないところ。ちなみに、輸入車全般での前年同期比は94.8%ですから、その落ち込みはなんらかの理由があるはず。
かといって、商品力でいえば、2013年に主力モデルであるゴルフのフルモデルチェンジを果たしているわけで、商品ラインナップでいえば、ポジティブな状態。
つまり、この状況で前年同期比でダウンしているというのは、ブランド力なり、販売力なりが毀損しているか、マーケットとブランド・商品性が乖離しているといった大きな問題が生じていると考えられるわけで、だとすればかなり深刻な状況という可能性が大。
こうした事実に対して、様々な分析がありましょうし、インポーターも必死に考え、策を打っているのだと思います。
いわゆるアベノミクスでの好景気感は、とくに株価上昇による資産増を実感できるであろう富裕層においては強いと思えるところで、そうしたマインドがメルセデスをはじめとする、プレミアムブランドの伸びにつながっているのでありましょう。
ところが、このところのフォルクスワーゲンに関しては、かつてほど富裕層狙いではなくなっているように感じるわけです。
富裕層を対象とした、これまでの輸入車ビジネスでは、日本市場において主流になると考えることは難しいのも事実。規模は大きくなっても輸入車ビジネスはニッチ市場であります。
そして、このところのフォルクスワーゲンに関しては、かつてほど富裕層狙いではなくなっているように感じるわけです。フォルクスワーゲンが、その名前の通りに国民車として広くシェアを取るためには、日本車がライバルになるわけで、そのためにブランド価値は守りつつ、心理的なハードルの高さを取り除くことがキーになりましょう。
軽自動車ユーザーまで視野に入れたという「up!」を展開したことや、ポロの充実といったラインナップには、国産ユーザーを取り込もうという意識がビンビンに感じられるのでした。
いうならば、フォルクスワーゲンのライバルはメルセデスやBMWといったドイツ御三家ではなく、すでにトヨタをターゲットとしているのでは?

実際、自分自身も2年前にフォルクスワーゲンを購入しているのですが、実際トヨタ車からの乗り換えであります。
ただし、自分の経験や見聞きする範囲において、販売最前線はそこまでのマインドセットができていない印象も受けるのでありまして。 そのあたりのスタイルチェンジが徹底するまでの『跳躍前の沈み込み』が現状だとしたら……。
この停滞(マイナスモード)は、フォルクスワーゲン・ブランドが一皮剥けるための産みの苦しみであり、この苦しみの先には日本メーカーの国内市場において脅威となるといいますか、ひとつやふたつのブランドは食ってしまうことになるであろうと感じるのでありました。
はたしてフォルクスワーゲンというブランドは日本市場においてトヨタやホンダのライバルとなるのか、その可能性も意識しつつ、ウォッチしておきたいと思う次第。
精進します。
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JAIA(日本自動車輸入組合)のデータを見ると、 5月までの2015年のシェアはメルセデスが19.61%(26,334台)でトップ、フォルクスワーゲンは18.04%(24,233台)と差を付けられているのが現状。もちろん、フォルクスワーゲングループとしてはアウディも含めての勝負かもしれません。
前年同期比でいえば、メルセデスが113.2%と伸びているのに対して、フォルクスワーゲンは80.2%と減っているのを見ると、フォルクスワーゲンが苦戦しているのは間違いないところ。ちなみに、輸入車全般での前年同期比は94.8%ですから、その落ち込みはなんらかの理由があるはず。
かといって、商品力でいえば、2013年に主力モデルであるゴルフのフルモデルチェンジを果たしているわけで、商品ラインナップでいえば、ポジティブな状態。
つまり、この状況で前年同期比でダウンしているというのは、ブランド力なり、販売力なりが毀損しているか、マーケットとブランド・商品性が乖離しているといった大きな問題が生じていると考えられるわけで、だとすればかなり深刻な状況という可能性が大。
こうした事実に対して、様々な分析がありましょうし、インポーターも必死に考え、策を打っているのだと思います。
いわゆるアベノミクスでの好景気感は、とくに株価上昇による資産増を実感できるであろう富裕層においては強いと思えるところで、そうしたマインドがメルセデスをはじめとする、プレミアムブランドの伸びにつながっているのでありましょう。
ところが、このところのフォルクスワーゲンに関しては、かつてほど富裕層狙いではなくなっているように感じるわけです。
富裕層を対象とした、これまでの輸入車ビジネスでは、日本市場において主流になると考えることは難しいのも事実。規模は大きくなっても輸入車ビジネスはニッチ市場であります。
そして、このところのフォルクスワーゲンに関しては、かつてほど富裕層狙いではなくなっているように感じるわけです。フォルクスワーゲンが、その名前の通りに国民車として広くシェアを取るためには、日本車がライバルになるわけで、そのためにブランド価値は守りつつ、心理的なハードルの高さを取り除くことがキーになりましょう。
軽自動車ユーザーまで視野に入れたという「up!」を展開したことや、ポロの充実といったラインナップには、国産ユーザーを取り込もうという意識がビンビンに感じられるのでした。
いうならば、フォルクスワーゲンのライバルはメルセデスやBMWといったドイツ御三家ではなく、すでにトヨタをターゲットとしているのでは?

実際、自分自身も2年前にフォルクスワーゲンを購入しているのですが、実際トヨタ車からの乗り換えであります。
ただし、自分の経験や見聞きする範囲において、販売最前線はそこまでのマインドセットができていない印象も受けるのでありまして。 そのあたりのスタイルチェンジが徹底するまでの『跳躍前の沈み込み』が現状だとしたら……。
この停滞(マイナスモード)は、フォルクスワーゲン・ブランドが一皮剥けるための産みの苦しみであり、この苦しみの先には日本メーカーの国内市場において脅威となるといいますか、ひとつやふたつのブランドは食ってしまうことになるであろうと感じるのでありました。
はたしてフォルクスワーゲンというブランドは日本市場においてトヨタやホンダのライバルとなるのか、その可能性も意識しつつ、ウォッチしておきたいと思う次第。
精進します。
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